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栄誉金獅子賞ニュースで宮崎アニメを少し考える
2005年 09月 10日
まずは一にも二にもおめでたいニュース。雑音はともあれ、長年世界に日本アニメここにありを世界に示し続けてきた宮崎監督にはおめでとうと半分のお疲れ様を贈りたい。
第62回ベネチア国際映画祭で9日、宮崎駿監督に栄誉金獅子賞が贈られた。宮崎監督は、自身の作品が日本で極めて人気が高いのに比べ海外では十分な評価を得られていないとの見方について、気に掛けていないとの認識を示した。 宮崎監督は「アニメという、映画の銀河の端っこに光を当ててもらって感謝しています。コンピューターの出現でアニメは曲がり角に来ていると言われるが、私たちの道は揺るがない。これからも、白い紙に向かっていきたい」とあいさつ、授与された金の獅子の像を高く掲げ拍手に応えた。宮崎駿アニメはアニメーション映画という枠で見たときに、激動の時代を駆け抜けてきたという感がある。1980年代後半、つまり宮崎アニメ(ジブリアニメと言うべきかな)はアニメーション映画というものを立て直した。アニメーションが映画として立派に興行的にも芸術的にも成り立つのだという証明を日本はもとより、世界に発信をはじめる。『となりのトトロ』は国外でビデオフォーマットでの興行が伸び、その可能性を示した。と同時に、その力強さは、日本国内では絶大で、時を同じくして復活を遂げたディズニーアニメーション映画を数字上いとも簡単にしりぞけてしまう。 そして、1990年代半ば以降、アニメーション映画界はその概念の根底から変貌を始める。CGの登場だ。ディズニーはフルCGアニメーションの可能性を見出すと、あっという間に(それまで決して友好的関係でなかった)ピクサーを半ば吸収し、今や世界中で数字的にアニメーション映画の主流になりつつある。一方宮崎アニメはCGとの葛藤に入る。セルアニメーションにこだわりを見せる一方で最終的にある程度の共存もしかたなしとの決断に至る。共存による効果かどうかは全く判断材料がないが、少なくとも日本国内では『もののけ姫』映画興行自体の概念を変えてしまい、日本のブロックバスター時代の到来告げると伴に、くすぶっていた世界への配給がようやく本格的に始まりだす。つまり、世界的に見れば根強い信奉者こそ少なくなかったものの、世界的興行ではまだまだ新参者なのだ。であるはずが、『千と千尋の神隠し』のベネチア金獅子賞受賞によって見方が逆転してしまった感もある。 ミレニアムに突入して、ベネチアで金獅子賞受賞により、宮崎映画は日本国内外である種「頂点」を極める。がしかし、アニメーション映画自体の流れはドリームワークスの『シュレック』シリーズやその他ビックスタジオの参入もあり、フルCGアニメーション化の一途を辿る。それを宮崎監督自身が痛感しているからこそ、今回の受賞で 「現役引退した年寄りのためのようなもの」と皮肉ったに違いない。これでセルアニメは肩たたきなのかと・・・。 楽観的に見れば、次々とアニメーション作家を輩出しつづけ、世界的にも注目を集め続ける日本アニメはこれからも「アニメ」として独自な発展の一途を辿るかもしれない。だが、悲観的に見れば、「アニメ」という枠に押し込められ、アニメーション映画という枠では異端児扱いを受ける可能性もある。それはとにもかくにも「CGアニメーション」と「セルアニメーション」との関係に置き換えられるだろうし、今回のニュースはまぎれもなくおめでたい報であるとともに、ある種複雑な感慨をもたらしたものでもあった。 Depper 参照: ベネチア栄誉金獅子賞の宮崎監督、「周囲に目を」 [ロイター] 宮崎監督に栄誉金獅子賞 ベネチア映画祭 [共同通信]
by Corin_Depper
| 2005-09-10 21:53
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