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『Oliver Twist』と「家族」
2006年 02月 05日
前回はオリバーにとっての「家」はブラウンロー家であると考えた後、「Why are you so sad??」(何故そんなに悲しそうな顔をしてるんだね?)…そう、オリバーは「本物のベッド」がある「家」を手に入れても「悲しい」のです。という所まで書いてまいりました。今回は「家」ではなく、「家族」に焦点を当てて、オリバーが「悲しい」理由を考えていきます。
前回の投稿に合わせて説明すると、オリバーは「孤独だけが友達」のまま1st candidateであった救貧院でも、2nd candidateであったサワベリー家でも「家族」を見つけられず、ロンドンに出ます。そして… [ stage4: 3rd candidate ] [ stage 5: 4th candidate ] [ conclusion: Fagin as Oliver’s family / father ] しかし、「オリバーの救出劇」が始まります。重要なのは、この後に起こるナンシーの密告、フェイギンの「家」からの退去、ビルの人質、そして警察・ブラウンロー氏による保護といった一連の出来事は、「オリバーの救出劇」として描かれているものの、実質的にはオリバーの意志が全くといっていいほど絡んでいないということです。つまり、彼は受身なままブラウンロー氏の「家」に辿りついてしまいます。 そして、そして、しつこいですがもう一度。 「Why are you so sad??」(何故そんなに悲しそうな顔をしてるんだね?)オリバーはもう一度「父親」であるフェイギンに会いたい意志をブラウンロー氏に告げます。面会直前で意思確認をするブラウンロー氏に、オリバーは「僕の望みです。」と答えています。 フェイギンと再会したオリバーは次のような会話を交わします。 オリバー:「You’ve been kind to me」(あなたは僕に親切にして下さいました)この言葉を聴いたオリバーは泣きながらこう叫びます 「神様、許してあげて!!」しかし、オリバーの望みも虚しく、「父親」であったフェイギンは絞首刑に処され、オリバーはやっと得た「家族」を失います。 よって、この映画はオリバーにとっての「家」と「家族」が一致しないまま、また「家族」を得られないまま結末を迎えてしまうことになります。 では、なぜ「ブラウンロー氏=オリバーの父親」ではないのか。その理由は物語上ブラウンロー氏とオリバーの繋がりが発展していないためです。この二人を「親子」にするほどの関係描写がなく、薄い。最初の投稿で述べたとおり、予告編でもブラウンロー氏の存在が完全に無視されていたことからもわかります。エンディング、馬車のなかでオリバーとブランロー氏のツーショットが続きますが、ブラウンロー氏がオリバーの肩を抱き寄せてもオリバーは笑っていない。なんか、正直ドナドナみたく見えてしいました、私には。以上の点では、この映画はハッピーエンディングとはいえないかもしれませんね。 Corin 公式: http://www.sonypictures.com/movies/olivertwist/site/(英語) http://www.olivertwist.jp/(日本語)
by corin_depper
| 2006-02-05 04:46
| レビューと考察
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