• 映画を少しばかり外から眺めてみるそのカタチ
    S M T W T F S
    1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 31
    カテゴリ
    LINKS
    IMDB
    Internet Movie Database
    JMDB
    Allcinema Online
    日本映画データベース
    UNIJAPAN
    日本映画情報データベース
    HOGA Central
    邦画最新情報(英語)
    The National Museum of Modern Art, Tokyo
    東京国立近代美術館
    フィルムセンター
    Japan Film Comission Promotion Council
    全国フィルムコミッション連絡協議会
    Federation of Japanese Film Industry, Inc.
    映画産業団体連合会
    Motion Picture Producers Association of Japan, Inc
    日本映画製作者連盟
    Japan Video Software Association
    日本映像ソフト協会
    British Film Institute
    英国映画協会(BFI)
    JASIAS
    日本映像学会
    JSCS
    日本映画学会
    Senses of Cinema
    オンライン映画批評ジャーナル
    Scope
    オンライン映画学ジャーナル
    CineMagaziNet!
    オンライン映画学術批評誌
    Japan Focus
    オンライン日本研究ジャーナル
    Kinema Club
    キネマ倶楽部
    Eiga.Com
    エイガ.ドッド.コム(情報)
    Cinema Topic Online
    シネマトピックオンライン(情報)
    Midnight Eye
    ミッドナイトアイ(アジア映画情報)
    Masters of Cinema
    マスターズオブシネマ(映画情報)
    EIRIN
    映倫管理委員会(公式)
    MPAA
    Motion Picture Association of America (米国映画協会)
    bbfc
    British Board of Film Classification
    (英国映画分類委員会)
    CERO
    コンピューターエンターテイメントレーティング機構
    Box Office Mojo
    興行成績データベース(英)
    ---------------------------------
    読んで「なるほど」と思ったら↓のリンクをクリックして応援お願いします。
    ブログランキングネット

    人気ブログランキング

    映画ブログ村

    人気UPランキング映画・芸能

    ブローグ(ランキング)
    ----------------------------------

    映画学メモ
    *映画学的相互支援サイト
    ためになる映画学入門、
    現在第17回目シネレッスン
    映画とジャンル
    をメモ中!

    ---------------------------------
    <他BLoG LiNK>

    le monde lunatique
    おとぼけ映画批評
    KagoCinema Life
    Slow Train
    Twitch
    知られざるアニメーション
    映画史探訪
    boid
    Hollywood Party
    映画生活(情報)
    赤パン帳 (ΘェΘ)
    ---------------------------------


    最新のトラックバック
    テラびしょびしょw
    from お・な・に・ぃ
    『SAYURI』'05・米
    from 虎党 団塊ジュニア の 日常..
    『SAYURI』'05・米
    from 虎党 団塊ジュニア の 日常..
    名和秋 更衣室を盗撮
    from プロボーラー 名和秋 更衣室..
    負けても勝ち組w
    from ドンパッチ
    ≪40歳の童貞男≫
    from ミーガと映画と… -Have..
    お気に入りブログ
    以前の記事
    タグ
    検索
    人気ジャンル
    ファン
    記事ランキング
    ブログジャンル
    画像一覧
    タグ:映画祭 ( 13 ) タグの人気記事
    山形国際ドキュメンタリー映画祭、文化芸術交流賞受賞
    e0039500_1220129.jpg2006年度の国際交流基金(Japan Foundation)の国際交流奨励賞の一つ文化芸術交流賞として山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会へ200万円が送られたそうです。これは国際映画祭を運営する委員や組織にとって非常に明るいニュースじゃないでしょうか。確かに山形国際ドキュメンタリー映画祭は名実規模ともに誇れる国際映画祭になりましたものね。並々ならぬ努力がそこにあったのだと想像に難くありません。なにしろ、ほとんど商業ラインに乗らない映画ばかりでしょうからね。東京国際映画祭のある意味対極にあるような映画祭ではないかと思います。それにしても、金200万円・・・されど200万円・・・。秋は映画祭の時期ですね、頑張れ映画祭。
    Depper

    参照:
    国際交流基金HP
    平成18(2006)年度 国際交流基金賞/奨励賞
    ニュース記事(Japan Times)
    [PR]
    by corin_depper | 2006-10-05 12:31 | Newsアーカイブ
    ノーリッジ国際アニメーション映画祭(NIAF)
    e0039500_485799.jpg英国はイングランド、地方はノーフォーク、ノーリッジ(Norwich)という街で国際アニメーション映画祭が来月、10月18日~21日に催されます。日本からはあの山村浩二監督の作品がスクリーニングされます。上映だけでなく、シンポジウムも開催され、多くの技術者や学術者などの参加があるでしょう。個人的にはスポンサーを眺めて見るのがお薦めでしょうか。詳細は以下のリンクを参照してください。

    Norwich International Animation Festival Official HP
    Yamamura Animation's Page

    Depper

    [PR]
    by corin_depper | 2006-09-23 04:20 | Newsアーカイブ
    ブラジル映画祭ですよ、サラリーマン集合!
    e0039500_045492.jpg最近、通勤中に気になるポスターがコレ→

    ただいま東京国際フォーラムにて『ブラジル映画祭』開催中ですよ。仕事帰りにちょっと覗きに行ってみましたら、丁寧にスタッフの方が対応してくれました。どうやらこの『ブラジル映画祭』、今年で2回目だそうです。この方曰く、この先10年といった長期継続を狙って運営しているそう。この映画祭不況時代に頼もしい発言ですね。ブラジル大使館や国際交流基金といった公的機関に頼るだけでなく、民間企業のスポンサーもつけていますので、やはり今後の展開についてはいかにスポンサーを獲り続けるか、ということになるでしょう。う~ん、がんばれ。

    e0039500_0461151.jpg

    上映している映画は長編、短編合わせて20作品。何かテーマがあるのか?と質問したところ、「プロデューサーがセレクトしてるので・・・」とのことでした(笑)。というのも、1999~2005年と上映作品の制作年に幅があったからなんですが、プログラムを読む限り、おそらくあらゆるジャンル(ラブロマンス、コメディー、ドキュメンタリー、ホラー、戦争、伝記もの等)を取り入れたかったのと、ジョルジ・フルタードというブラジル人監督の近年の作品に焦点を当てたかったのではないかと思います。あと、あくまで印象ですが、いわゆるアダプテーションも目立ちます。例えば『Olga』(オルガ)は同名小説の映画化ですし、『O Homem Que Copiava』(コピーオペレーター)はシェークスピアの『ハムレット』の影響を受けたとインタビューでジョルジ・フルタード監督が説明しています。あと、『Red』(レッド)は現代版「赤頭巾ちゃん」だとのこと。

    ただ、見たい作品の時間が都合となかなか合わず、個人的にはちょっと残念。それで一つ思ったんですが、折角一作品10分程の短編がいくつもあるなら、まとめて2時間1500円で上映するのではなく、12:00~13:00のお昼休みの時間に一作品(10分~20分)500円とかで見せてくれると気軽に入れていいのになぁと。たぶん東京国際フォーラムであれば、立地的にそれなりの数のオフィスワーカーを呼び込めると思うんです。実際に、『ブラジル映画祭』の会場(Hall D)の目の前にある野外広場は、お昼の屋台村が結構有名でして、晴れた日には近くの会社員がたくさん集まるんですよ。そこから客を引っ張って来られれば、アドミッションの収入も多少は増えると思うんです。もんでもって、そしたら私も今週の昼休みがすごく楽しくなったと思うんですよ、はい。と、勝手な提案でしたが、なかなかいいと思いませんか、このアイデア?何はともあれ、『ブラジル映画祭』は9月24日まで開催です。

    e0039500_0531539.jpg
    Corin

    公式:http://www.cinemabrasil.info/
    [PR]
    by corin_depper | 2006-09-21 01:01 | 雑記
    東京国際映画祭が「コンテンツ祭」へ・・・
    まず衝撃の記事の参照URLを先に。
    http://www.asahi.com/business/update/0711/137.htm(Asahi.com)

    ↑の参照記事へ飛んでもらうとわかりますが、タイトルにもあるように、「映画祭」が「コンテンツ祭」へと変容するようです。個人的には「映画祭」という形態が終わりを告げることに、いよいよか・・・という思いであり、「コンテンツ祭」という変容の仕方に、そう来たか・・・という感慨です。これが経済産業省という官主導によるコンテンツ事業界を巻き込んだ転換であるというところがキモですね。

    映画界からすれば一大事ですが、コンテンツ界からすれば願ったり叶ったりでしょう。なぜこういうことになるのかといえば、記事にもあるように、東京国際映画祭は国際的知名度が低い、いや知名度というよりは、映画祭的な価値が低く見られていました。その要因は、商業PRに特化されつつあったからです。映画祭に集まる映画は商業的PRという大きな側面に期待するところは大きいのですが、あくまで欧米のそれと鑑みたとき、あくまで側面なのです。まぁ、映画祭にてその映画の知名度を上げてより多くの国へと流通を広げるという意味では、その結果として付いてくる興業は大きな産物です。しかしその知名度や映画作品の持つ魅力などは、商業的価値判断のみで測られているわけではありません。そこに映画祭の映画祭たる所以があります。この意識が東京国際映画祭(TIFF)には欠けているように思っていました、それがゆえに映画祭自体の認知度も国際的に上がらなかったのではないかと考えています。

    映画祭で伝書鳩の役割を果たす各国の映画ジャーナリストの扱いをみていてもそうです。字幕のない映画の上映、彼らのための鑑賞シートの不足、多くのスクリーニングでは空席が目立つと言います。その空席はスポンサー側やいわゆる政治的有力者へとあてがわれているようですが、彼らは実際のスクリーニングには来ていないのです。それを目の当たりにするジャーナリスト達が各々の国へ何を持ち帰れというのでしょうか?不満と徒労感といったところでしょうかね。例えば、昨年のロンドン国際映画祭において、まだ研究者としてひよっこの私が研究のためにその映画をぜひ見たいといえば、映画祭スポンサーで、かつ配給会社である(産業側の)人が、自社の持つ特等席を譲ってまで招待してくれたりするわけです。改めて映画祭は「製作・配給・上映・そして鑑賞者」この四身一体のお祭りなのだということを再認識するわけですが、TIFFの審査委員の面々を毎年チェックしますと、産業からの選出ばかりでジャーナリストや批評家、学者、そういう「観る」スペシャリストはあまり見かけません。このアンバランスが映画祭の綻びとなると予期するのは難しいことではありませんでした。それ故に、とうとうそうなってしまったか、という思いです。

    一方で、ゲームやアニメ、漫画などのいわゆるコンテンツ産業は映画を凌ぐ規模であるというのもまた事実です。これらが国際的な催しの中で世界にその存在を発信できる機会と捉えれば願ったり叶ったりというところでしょう。事実、映画は既に古来の「製作・配給・上映」という確かな三段論法は崩れてきており、ゲーム界やアニメ・漫画界との刷り合わせを始めているというのもまた事実。つまり、そこに集めるコンテンツの展覧会、そしてその商業的PRの場というところに特化するということであれば、今回の変容は合点の行くものだと思います。裏を返せば、東京国際映画祭は映画祭としてではなく、国際的展覧と商業PRの特化を目的とされていたことがわかりますね。そして、それを政府が促進するわけで、もちろん商業的発展を目的に。文部科学省などではないところがそれを如術にあらわしていますね。

    とはいえ、今までTIFFの欠如している側面を補うかのように行われていた「東京Filmex」という欧米のそれに近い形態の映画祭の真価が問われるようになるでしょうし、映画関係者(産業側に属さない)たちの拠り所にもなるのではないでしょうか。ジャーナリスト達の間では、むしろこちらの方が映画祭として評価をされていましたしね、元々。個人的にも頑張ってもらいたいところです。

    さて、これから日本の映画界はこれからどうなっていくのでしょうね。このまま産業・製作主導で形成されていくのでしょうか。それが日本映画界の独自の顔となるのでしょうか。そして、実際の映画の評価は国外で、国内では消費だけが目的となってしまうのでしょうか。目先の消費と産業としての繁栄も不可欠ではありますが、それだけでは自転車操業的日本映画界の体質は変わらないでしょうね。日本映画百年の計を模索する人物はいないのでしょうかね。文科省の巻き返しに儚い期待をしたいところですが・・・
    Depper


    日本で頻繁に使われる「コンテンツ」という言葉と括りはどうしても好きになれません・・・。
    [PR]
    by corin_depper | 2006-07-13 00:13 | Newsアーカイブ
    『東京国際ファンタスティック映画祭』中止に
    e0039500_23444051.jpg
    Depperの「アジアン・アメリカン国際映画祭開催」情報とは逆に、こちらは中止のニュースです。詳しくは↓。
    東京国際ファンタスティック映画祭が休止

     85年から毎年開かれてきた「東京国際ファンタスティック映画祭」の今年の開催中止が決まった。3日、同映画祭実行委員会が発表した。来年以降の再開は未定。東京国際映画祭の協賛企画として、秋の映画祭シーズンを長年盛り上げてきた催しだった。
     同映画祭はホラーやアクション、アジア映画やアニメーションなどの新作上映に力を入れ、熱心なファンを集めてきた。しかし、近年は開催を支援するスポンサー探しが難航していたという。
    朝日新聞 2006年07月04日09時57分
    残念ながら、昨年で21回目を迎えた東京国際ファンタスティック映画祭ですが、今年22回目を迎えることはなくなってしまいました。東京国際映画祭と比べて、東京国際ファンタスティック映画祭は堂々「裏」というか、いわゆる映画マニアに親しまれる存在であり、映画ファンにとっては非常に距離感の近い映画祭だったのではないでしょうか?歴代の上映リストを見ると、東京国際映画祭では上映されないような、一見地味だけど、それでも観客の目を惹き、楽しませ、その存在を無視することはできない作品(自分、表現力ショボ・・・)もズラズラ。だって、ヒッチコックの『めまい』、キューブリックの『2001年宇宙の旅』など名作の復元版、かのホラー映画『SAW』もあれば三池崇史の『オーディション』もあり、更には『親指スターウォーズ』も『親指タイタニック』も『親指ゴッドファーザー』も『親指フランケン』も、んでもって『親指シリーズ・メイキング』ってのもありますからね。

    それにしても、「スポンサーが見つからなかった」という理由が非常に寂しいですねぇ。と同時に、財源不足というのは、この東京国際ファンタスティック映画祭だけでなく、他の映画祭でも、そして博物館や美術館でも、近年のあらゆる文化活動に共通する問題だと言えます。一般の民間営利企業が援助すればいいのか、国や自治体が補助すべきなのか、それとも文化を消費する私たちが支えるべきなのか。例えば「民間企業の後援・協賛金」、「国・自治体の補助金」、そして「消費者のアドミッション」という3つの財源の可能性があったとして、それぞれのバランスはどうあるべきなのか。みなさんはどう思われますか?私は最近、消費者(観客)の負担が増えるのは、もはや仕方の無いことなのかなぁ、と考えて始めています。

    何にせよ、来年こそは東京国際ファンタスティック映画祭が22回目を迎えられるのでしょうか(また、どうやって財源不足を解決するのでしょうか)?? 注目しておきましょう。
    Corin

    公式:
    http://tokyofanta.com/(東京国際ファンタスティック映画祭)

    参照:
    東京国際ファンタスティック映画祭が休止 (朝日新聞)
    東京ファンタスティック映画祭中止(スポニチ)
    [PR]
    by corin_depper | 2006-07-05 00:02 | Newsアーカイブ
    アジアン・アメリカン国際映画祭in NY
    e0039500_15551053.jpg来る今月7月13日~21日にニューヨークはマンハッタンにて第29回アジアン・アメリカン国際映画祭が催されるようです。映画やビデオのスクリーニングだけでなく、セミナーや討論会、はたまた壇上での映画脚本読解など様々なイベントが満載な様子。ちょっと研究費で行ってきます、みたいな身分に早くなりたいものです・・・。

    詳細は下記HPにて。主催はアジアン・シネヴィジョンという団体のようです。
    公式HP アジアン・アメリカン国際映画祭
    公式HP アジアン・シネヴィジョン
    Depper

    [PR]
    by corin_depper | 2006-07-04 15:53 | Newsアーカイブ
    ドキュメンタリー映画祭@下北沢
    来たる7月に「下北沢シネマタイフーン」と題してドキュメンタリー映画祭が開催されるようです。最近色々と揺れている下北ですが、こういう形で表現が行われるのもあの街ならなのではないかなと思います。ぜひ行ってみたいところですが、こういうときに自分がUKに居るというのが恨めしいですね。。。詳細は下記HPを参照してください。

    下北沢シネマタイフーン

    開催期間:2006年7月1日(土)~7日(金)
    会場:シネマアートン下北沢
    E-mail:cinema@cultural-typhoon.org

    Depper

    [PR]
    by corin_depper | 2006-06-15 03:23 | Newsアーカイブ
    日本アカデミー賞ノミネートで揃う
    いやー、久しぶりの更新になってしまいました。年の瀬ですね。師走というだけあり、バタバタしっ放しで、そのままの勢いで祖国に戻ってまいりました。年末年始を祖国で過ごせることが年々至福の喜びとなっていくのは歳のせいでしょうか。

    ということで、出揃いましたね、第29回日本アカデミー賞ノミネート作品と俳優・女優陣が。受賞は2006年3月3日に発表ということです。

    e0039500_0545874.gif英語版邦画データベース構築を目指す新進気鋭の映画サイトで英語版ノミネート状況がチャート化されて載っていますので、ぜひ。

    個人的感想としては、『Takeshis’』が一切ノミネートされていないことに着目しましたね~。
    Depper

    参照:Hoga Central
    [PR]
    by corin_depper | 2005-12-29 00:58 | 雑記
    『Takeshis'』 in ロンドン映画祭(レビュー)
    e0039500_231647.gif
    ロンドン映画祭初参加で『Takeshis'』観て来ました。自分でチケットを取り損ねたので半ば諦めていましたが、いつもお世話になっているKitanotakeshi.comのHenrik Sylowさんの働きかけで、イギリスでの配給権を買ったArtificial Eyeのお偉いさんに招待者チケットを押さえてもらって、ジャーナリストさんたちしか座らないような席でノートとペン片手に気合いで観て来ました。

    あまり一般公開前の映画のレビューを書いたりすることもないというのと、ゆえにあまりネタばれ等気にして書いたことがないので、どこまで書いてよいやらわかりませんが。行きます。
    e0039500_29699.jpg

    『Dolls[ドールズ]』や『座頭市』に対するアンチテーゼになっている件について。
    いわゆる『Dolls』における、芸術的な高みから、『座頭市』におけるコマーシャル・エンタテイメントのベクトルから、どちらに対してもつばを吐きかけるような作品になっているのが『Takeshis'』。しかし、それをすることで駄作と呼ばれずに作家性の強い作品と位置づけられることをすごく意識している映画。巷で言われているほどにめちゃくちゃな作りにはなってなくて、最後まで計算して体裁をつけているという点で、『みんな~やってるか!』とは一線を画することは明白。

    北野監督自身が言うような集大成的な作品になっている件について。
    この映画を見る前にこれまでの北野映画全作品を見ていることを大前提に作られている。なぜならほぼどのシーンにも自作品に対するオマージュ的な表現が見受けられるから。↑の画像なんかはまさしく『Hana-Bi』のワンシーンを、↓の画像は『みんな~やってるか?』のワンシーンを髣髴とさせる。そこに映りこむ『座頭市』の芸者キャラクター。北野武が役者(ビートたけし)として、監督として携わった映画作品に対するオマージュ的なシーンの数珠繋ぎのような構造になっている。多くの映画描写の要素が彼の見てきた夢のシーンから来ているということは有名な話だが、そういう意味でも彼の脳みその中身をそのまま映写しているかのような映像の連続。
    e0039500_332240.jpg

    もう一つ集大成的なところは、登場人物もそう。これまで北野作品に登場した主要なキャストがこれでもかと登場するから、見ているほうはそれらのキャストがどの映画から来てたっけ、なんて考えさせられるので忙しくてしょうがない。とても見ながらメモをとれる量とスピードじゃなかったので、半ば諦め。となりのジャーナリストも途中まで拾ってたみたいだけど諦めてました。一緒にペンが止まる(苦笑) そして驚きはほぼ全ての主要キャラクターが多重な役を持っているということ。ドッペルどころかトリプルゲンガーなんて当たり前の世界。

    プロモーションで前面に押し出されている【赤】と【青】の件について。
    この二項はそれほど前面に押し出されてきていない。どちらかというと、これまで表現してきた範囲内で収まっているというのが率直な印象。ビートたけしと北野武という二項と並列させて相当強烈にやっているかのようなプロモーションの仕方だけれど、どちらも対立ではなく境目が曖昧な融合的な表現になっていると思う。但し書きとして、夢のようないわゆるロジックの通用しないシーンの中で色使いには傾向というか、象徴性を持たせているように分析できそうな印象はありだけれど、マシンガンのように入り組んだ(一見因果関係のはっきりしない)シーンの連続をみせられるので、この辺は一度見ただけではなんとも言えない部分。

    赤裸々な性描写の件について。
    この映画での「性描写」は、いままでのそれらとは明らかに一線を画する。特にリハビリと称して製作してきた『キッズリターン』以降視覚的な性描写を極力敬遠してきたところに、突如見せられた感じがする。明らかにレーティングには響くだろう=興行にも響くのだろうけど、そこももう、真っ向からJerk offというところなのだろう。日本ではいくつ指定になるのかな。

    一つだけ引っかかる映像の件について。
    映像的にすごくハリウッド的なゴージャスさを出した映像から、これ8ミリとかで取ったんじゃないかというホームメード的映像まで使い分けがされていたように思う。アクション時の音声・視覚的演出は前作『座頭市』で達観するところがあったに違いない。そして、一つだけ気になったのはOut of focus、つまりピンボケになるところが幾度となくあったこと。一瞬だが、ピントがずれる。技術的なことなのか(考えにくいが)、意図したものなのか。That is a question.

    一応まとめ。
    e0039500_3254483.jpg意図したとおりなのだろうけど、夢のような時間と空間を持ったシュールリアリズム的なシーンばかりなので、半ば強制的に1900年代初頭のフランスの印象派映画の類を想起させられずにはいられないし、この映画でやれるものなら心理分析してみろと言われているような挑戦的な主張をしているようにも感じた。実際やる人は出てくるだろうけど。好き嫌いがわかれる映画と書かれているのをいたるところで目にするけれど、好き嫌いではなくて、北野監督映画、主演映画などをどれだけ見てイメージとして記憶しているかで、映画を楽しめにいけるかどうかが分かれるのだと思う。ある種、北野ファンだけついてくればいいや、みたいな受け手に対して排他的な感じもする作品。いずれにせよ、一度の鑑賞で色々語れる映画ではないなぁ~。そういう意味では劇場へのリピーターを計算してたりして・・・なんて欲張りな計算も見え隠れしているのかもしれない。
    Depper

    Special Thanks:
    KitanoTakeshi.Com
    Artificial Eye

    公式:
    【Takeshis'】(Office Kitano)

    参照:
    トロント国際映画祭作品紹介【Takeshis'】
    International Herald Tribune(英文) FRIDAY, SEPTEMBER 2, 2005

    追記:
    ストレスの多いシーンの件について。
    冒頭の非常に映画的な入り方から突然の裏切り、随所に見られる「惜しげもなく繰り広げられる北野の脳内映像」は少なからずストレスを与えられる場合が多いと思われる。厳密には全く異なるが、一見同じようなシーンの連続であったり、執拗に行われる「繰り返し」(元々北野映画には多いけれど)、これらは監督の今回の作品は決して観客に媚びないという意思のように思える。堪えれるものだけ、それを楽しむものだけでいい、と。それは得てして「作家性の強さ」の誇示でもあるのだけれど、ナラティブ構造的に少し引いてみた場合にそれは決して破錠しきっているわけではない(1から検証したら全て繋がるように見える)ので、それを分析・評価をする専門家はきっと出てくる。受け手である観客にストレスを強いる内容と明らかに分析を促される形式をもつこの映画がどう評価をされ、どういう興行成績を残すのか、それが非常に楽しみだ。

    補足:
    lunatiqueさんからコメントで指摘していただいた部分を少し加筆してみたいと思います。
    「ナラティブ構造的に少し引いてみた場合にそれは決して破錠しきっているわけではない(1から検証したら全て繋がるように見える)」というあたりで、それならなぜそうした『TAKESHIS'』はそうしたナラティブ構造をとるのか
    シークエンスの一つ一つが余りに(編集によって)細かくパズルのピースのようでそれ一つでは何が何だかわからないんですよね、骨太な物語やドラマがあるわけでもないので、バラバラのパズルのピース(=脳内映像の一部分ずつ)を一つ一つ見せられてるという。つまり、北野武監督が言うように「体感映画」である所以だと思いますが、この1つのピース個々に反応ができないと、非常に観客としては突き放されます。逆に、ピース個々に反応できると、そのピースが何処から来ているのか、何処の一部分なのか、それは全体像を見たときにどこに収まるのか、などなど見せられるたびに引き込まれるのではないでしょうか。これは、ビートたけしだけをよく知っていてもダメですし、北野映画でしか北野武を知らないということでも完全には映画に引き込ませてもらえません。ただ、lunatiqueさんのように一観客としては突き放されてしまった場合でも、一映画として分析にかけるには面白い映画(構造)になっているのではないでしょうか。逆に、余りに陶酔してしまっているたけしファンの方達には客観的な視点で分析をして全体像(構造)を捉えるという行為は必ずしも重要でない、体感として消費してもらってもよい、そんな映画でもあるように思います。

    まだ、ピースを並べて全体像を模索していないのでなんとも言えませんが、いわゆる理路整然としたある種写真のような全体像ではなく、
    映画の「抽象画」目指した 「TAKESHIS’」 [Asahi.com]
    のインタビュー記事で彼自身も言っているように、キュービズム的様相の一枚になるのではないでしょうか。(パリでメディアに受けたインタビューでは、一つだけどうやってもロジックにならない“飛躍”があるという言い方をしていたので、もしかすると、いくつかのピースはきっちりとはまらないようにもなっているのかもしれませんし、そこはまた彼の挑戦的・野心的なメッセージなのではないかとも思われます。)

    まだ一度見ただけの現時点ではうまく言えませんが・・・、最終的に国内ではビートたけしの知名度と生粋のファンで支えられてきた北野映画と海外では全く逆に映画を批評・分析されて客観的評価を受けて愛されファンを拡大してきた北野映画、そんな彼の存在と北野映画との関係も意識され集約された映画(構造)になっている気がします。ロンドン映画祭の上映を見たのですが、実際に日本人が反応を見せるところ、そうでないところ、結構はっきり分かれたように思いますし、私個人も見ていて、ここは日本の観客に、ここは海外の観客に、そんな意思が働いている箇所がいくつかありました。(レジでのシーンなどは明らかに日本人客以外の視線を意識しているなぁ~と感じたのを覚えています。)これで少しはご指摘の点に応えられているといいのですが・・・(汗)どうでしょう??
    [PR]
    by Corin_Depper | 2005-10-29 03:57 | レビューと考察
    ベネチア映画祭受賞結果で少し考える
    e0039500_9314667.jpg夏に各大手スタジオ製作の大作が軒並み公開し終わり、それに呼応するかのように始まるヨーロッパの映画祭、ベネチア映画祭はある種一つの区切りの映画際でもある。既にカナダ映画際が始まっているように、これから北米へとその流れを移しつつ、最終的にハリウッドのオスカーへと到達するのだ。

    まるでその流れを汲むかのようにベネチア映画祭金獅子賞を受賞したのはカナダ映画、『ブロークバック・マウンテン』。ホモセクシャルな内容だそうだ。映画研究の大きな流れでもあり、近年はポストフェミニズムから視点をマスキュリニティに移行しつつある映画ジェンダー研究の流れをも汲んでいるかのような受賞だ。この結果が今後の映画祭受賞作品にどのような影響をもたらすのかもまた注視したいところ。

    e0039500_21335012.jpg





    『Brokeback Mountain (2005)』(IMDB)

    北野武監督が「あわよくば、主演男優賞が欲しい」と言っていた『TAKESHIS’』は、相性の良いベネチアだったが、ある種予想通りの無冠。ジョージ・クルーニー監督の『グッドナイト&グッドラック』へと流れた。評判は良かったが、コメントなどを聞いていてもこれまでのジャーナリズムとその正義を扱った映画(『大統領の陰謀』などを筆頭とした)をどのように踏み越えているかが伝わってこなかったことからも、最優秀賞は遠かったのかもしれない。

    『TAKESHIS’』はどちらかというと、それでもこれからの興行に鼻息を荒くしているにちがいない。「やろうと思えば商業映画作れるんだよ」ということを証明して見せた『座頭市』から「商業映画だけが映画じゃないんだよ」という対極な映画になっているであろう『TAKESHIS’』。個人的には10月終わりのロンドン映画際で鑑賞できることを願うばかり。
    Depper

    参照:
    [9月11日] カナダ映画に金獅子賞=ベネチア映画祭授賞式 [共同通信]
    [9月11日] 金獅子賞はアン・リー監督作品に、ベネチア映画祭閉幕 [ロイター]
    [9月11日] ベネチア映画祭でたけし落選 [日刊スポーツ]
    追加参照:
    (2005年9月11日22時26分 読売新聞)北野監督、受賞ならず…ベネチア映画祭
    【ベネチア10日=サンケイスポーツ特電】北野武監督無念、金獅子賞はアン・リー監督に…
    (2005年09月13日 asahi.com)日本映画への敬意、形に ベネチア映画祭報告(上)
    受賞者画像付き受賞結果:
    私のイタリア映画紀行:ヴェネチア映画祭結果発表

    [PR]
    by Corin_Depper | 2005-09-11 09:32 | Newsアーカイブ