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    行ってきました、台北之家
    e0039500_17534158.jpgしばらく更新できずにごめんなさい。遅ればせながら下記投稿の報告です。感想としては、映画中心の複合施設というよりは、欧米のアートハウスそのものだった、というところでしょうか。おしゃれなカフェやワイナリーが付属していて、企画上映されている映画は世界から寄せ集めたアートシネマのみ。無料で配られている上映プログラムも、まさに欧米のアートハウスシネマが提供しているものにそっくり。建物自体がもともと米国大使館官邸だったということで、風貌もそれっぽかったですね(笑)。ただ、付属している本屋に中国語以外の英語や日本語文献も揃っていたり、古今東西あらゆる映画のDVD、サントラCDが並んでいたりするところに、「ここはアートハウス+αの施設なんだな」という印象を受けました。

    e0039500_17543926.jpgただ、当日は雨だったというのもあるかもしれませんが、土曜日にもかかわらず中はガラガラで、案内してくれた友人たちやその紹介で知り合いになった方々の台北之家に対する評価も非常に低いものでした。というか、みんな行ったことがないそうです(苦笑)。台北のど真ん中にあるのに、どうやら一般的にはまだ全然根付いていないようですね。

    e0039500_17562182.jpg上映作品は2本ずつほぼ週代わりで(今月は台湾映画3本、デンマーク映画2本、フランス映画とベルギー映画とアメリカ映画一本ずつの合計8本)、日本のいわゆる単館よりも柔軟に世界中の映画を上映しているだけに、何だかもったいないなぁと。ですが、たとえ訪れる人が少なく限られていたとしても、こういった施設が「そこにある」ということ自体に意味と価値がある。個人的にはそう思える場所でした。以上。
    Corin

    公式:http://www.spot.org.tw/index_e.htm
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    by corin_depper | 2006-02-26 17:57 | 雑記
    映画書レビュー『A Hundred Years Of Japanese Film』
    『A Hundred Years Of Japanese Cinema』
    著者: Donald Richie (ドナルド・リチー)
    e0039500_1335749.jpg

    書評といえるほど読み込んでいないので、レビューという形に留めます。

    2001年に出版された同タイトルの改訂版という体裁のもとに改めて講談社から出版されたものです。これの日本語翻訳版が出版されているかどうかは定かではありませんが、アマゾンJAPANにも英語のレビューしか載せていなかったので改めてここで私的ながらレビューを書いてみることにしました。

    日本映画研究の開祖とも言うべきドナルド・リチー氏が数十年の歳月に渡って貯めた日本映画に関する知の結晶とも言うべき一冊であり、日本語・英語とバイリンガルな人物の書いた映画書としても希少価値の高い書であると言える。弁士の時代から戦前・戦後にかけて、日本映画の歴史的推移やその考察と主眼は徹底されていて、弁士とは何か、時代劇とは何か、その時代の日本映画を知る上ではバイブル的一冊と言えるのではないだろうか。戦後から80年代にかけての章も目を見張る内容となっており、ここまでの流れを歴史的に追うにも良い書であると思う。

    さて、2001年版でもそうであったが、今回版も新たに2001年から2005年までの日本映画についての考察・議論が追加されている。これまでの章とはうって変わって比較的に内容の薄いものとなっているといわざるを得ない質量で、ここ10年単位での彼の考察眼と議論の成熟度もこれまでの時代のものに比べると質が低いように思う。柔軟な見地から柔軟な議論が展開されておらず、彼の現代映画監督や作品に対する好き嫌いの臭いすら立ち込めてしまっているのがわかる。もちろん現代映画を捕らえることは生半可な作業ではないのだが、ここでも彼の日本映画研究スタイルの限界を逆に垣間見ることができる部分でもあり、皮肉にもこれからの日本映画研究に対するアンチテーゼのような形に受け取れるのは私だけであろうか。

    以上において、日本映画を歴史的な流れとともに80年代まで追いたい場合には教科書的な役割のできる一冊となっているが、現代日本映画を知る上ではあまり実りをもたらすものになっていないと言えるのではないだろうか。最後に、皮肉を感じざる得ないのは、リチー氏がかねがねあまり気に入っていない北野武監督の作品『座頭市』とビートたけし演じる座頭市の姿が書の表紙となっている点であろう。これは講談社側の出版条件であったと言われている。

    Depper

    参照:
    アマゾンUK
    アマゾンJP
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    by corin_depper | 2006-02-25 02:09 | レビューと考察
    現代日本映画研究最前線に異常あり!?
    大変ながらくご無沙汰しております、Depperでございます。今年から何かと多忙な身となってしまい中々ブログまで手が回らない次第なのでありますが、そろそろ存在を忘れられてしまいそうなので、記事タイトルにあるように、日本映画の最先端研究の事情と紹介をしてみたいと思います。いきなりアカデミックな話ですいませんが・・・(汗)

    今年に入ってからTeaching Assistantという形で映画学修士課程の「ワールドシネマ」というコースに携わっているわけですが、これまたどうして新しい発見ばかりでうれしい悲鳴といいますか、逆に教わることのほうが多かったり・・・なのですが(苦笑)。 さて、いきなり本題ですが、

    「現在において既存の日本映画研究は現代日本映画を研究する上で非常に弊害の多いフレームワークである」

    ことがほぼ結論となりつつあるように思います。詳細を言い出すとキリがないので割愛しますが、これまでの学者たちが世界において日本映画研究の礎としてきた研究手法とフレームワークに限界が来ており、現代の日本映画を研究する上において援用しがたいのはもちろんのこと、さらなる日本映画研究の発展をも阻害しているのではないか、現代日本映画を研究する上でフレームワークの再構築・リフォームが必要なのではないか、ということです。

    日本映画研究は日本を知ることの研究と表裏一体で行われてきました。逆にそこに「日本」が見えないと日本映画は国外に出ることができませんでした。がしかし、近年製作される日本映画は多種多様化しており、国外に飛び出すことのできる映画にもそう言えるようになりました。では、その映画たちを研究しようと思う学者の卵たちが日本映画学の基礎を学ぼうと思うと、なかなか思うような文献に巡り合うことができないのです。それは、一体何故なのか?

    その答えは一つです。小津、黒澤、溝口以降(大島渚を含めてもいいかもしれません)体系的な研究手法をもってして日本映画の研究がきちんと積み上げられてきてないのです。そして、現代日本映画を研究することは、真っ暗闇にライトもないままに突き進むことになってしまい、これが悪循環となり、多くの研究者たちの研究意欲を奪うばかりか、敬遠すらさせてしまいかねない事態となっているわけです。

    つまり、日本映画研究は過去の遺産になりつつあるのです。
    学問分野として化石化し、埋没しかけているといっても過言ではない!と私個人は警笛を鳴らしたい思いでいっぱいです。そんな危機感を再認識しながら生徒たちと接していて、最近(私にとって)事件が起きました。それは、あるオンライン研究記事との出会い、でした。それは、最新の現代日本映画研究の最前線でした。そしてなにより、悔しさすらこみ上げるくらい、自身が考えていたことがそこに明白な研究結果として記述されていました。サイトと記事は以下↓の通りです。

    Japan Focus
    e0039500_1351711.jpg

    記事
    Fantasies of War and Nation in Recent Japanese Cinema By Aaron Gerow

    過去の日本映画学の礎を作り牽引してきたのが、ドナルド・リチー氏だとすれば、今の現代日本映画研究はこのアーロン・ジェロー氏の双肩にかかっているように思います。日本だけに関わらず、現代映画を研究するという作業は非常に流動的なものが多く研究として成立させにくいばかりか、噴火して流れ出た溶岩流で言えば、まだ真っ赤に燃えて流れ続けているその尖端の動きを常に注視している必要があるので、腰を据えて文献とにらめっこ、というわけにも行きません。であるがゆえに、ある種映画を学問とする時の学問的フレームワークに熟知している必要があります。そしてなにより、言うまでもなく、映画学の基礎・歴史的流れをきちんと把握している必要があるように思います。でなければ、あっというまに濁流に飲み込まれ、自分が一体何をなそうとしているのか、どんな意味があるのか、すぐにわからなくなってしまうという危険性と常に背中合わせということです。そして、多くの研究者たちはこの危険を回避することをヨシとすることもまた事実です。がしかし、ジェロー氏のようにこれからの日本映画研究の礎を築くべく果敢にかつ膨大な研究量をこなす姿には感服します。そして自分もそうありたいと改めて思わされ、背中を少し押される気分でもありました。

    思いがけず長くなってしまいましたが、こんなことを生徒と一緒に考えながら、自分の論文発表が間近に迫り・・・てんやわんや、というわけで、また少しご無沙汰するかもしれませんが、今後ともフィルムアカデミアをよろしく御願いします。

    と、よろしくお願いしたところで今回はこれにてお開き。
    Depper

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    by corin_depper | 2006-02-23 13:21 | 雑記
    A film oriented complex in Taipei
    e0039500_019218.jpgCorinです。明日からブログの更新放棄して(すみません…、ホント)、しばらく友人に会いに台湾に行くことになりました。初めての台湾。行くべきところはたくさんありますが、一番のお目当てはココ→、「台北之家」(SPOT-Taipei Film House)というところです。ココを最優先にしてくれと友達に頼んだらノーコメントだったので(汗)、最悪一人ででも突撃しようと思っています。

    ここすごく新しい施設で、2002年に旧アメリカ大使館官邸を改造して設立されたそうです。アカデミック寄りのアーカイブ施設なのかと思って最初は興味を持ったんですが、どちらかというと産業寄り、制作寄りみたいですね。企画上映作品も台湾映画より、アメリカやヨーロッパの映画が多いです。「日本映画巨匠影展」(小津・成瀬・溝口の三人を取り上げたみたいです)なんてのもやってたことがあって、しかもこれ台湾全国(台北、新竹、高雄、桃園)回ったみたいなんですよね。ちなみに主催・協賛見る限り日本側は全然絡んでない…(苦笑)。こういうの積極的に絡んでいきましょうよ、日本…。

    SPOT-Taipei Film House, Operate by Taiwan Film and Culture Society, is officially opened on November 10th, 2002. " SPOT-Taipei Film House" is formerly the residency of the U.S. Anmbassador, now a historical landmark after the restoration sponsored by the TSMC Education & Culture Foundation. SPOT is now managed by the internationally acclaimed director Hou Hsiao-hsien and his staff, aimed to establish a film oriented complex, to serve as an interactive window of cross-culture exchange for the creative industry.

    (訳) Taiwan Film and Culture Society(台湾電影文化協会)により運営されているここSPOT-Taipei Film Houseは、 2002年11月10日に正式オープンしました。同施設は以前アメリカ大使館官邸として使われていましたが、TSMC Education & Culture Foundation(台積電文教基金会?)の賛助による修復を経て、歴史的ランドマークとして生まれ変わりました。現在、SPOTは世界に認められているHou Hsiao-hsien(侯孝賢)理事長とその他スタッフによって運営されており、映画関連の複合施設の設立、またクリエイティブ産業のための文化相互交流の双方向窓口としての機能を目的としています。

    e0039500_021564.jpgだそうですよ。「映画関連の複合施設」ということで、世界中の映画を上映する劇場の他、本屋、カフェ、展示ギャラリー、マルチメディア会議室(これだけは観光客にはすごく関係なさそう…)、そしてワイナリーラウンジもあるらしいです。何か発見があればいいですが、無くてもいい息抜きにはなりそうですよね。ではでは、行ってまいります。

    Corin

    公式:http://www.spot.org.tw/index_e.htm
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    by corin_depper | 2006-02-17 00:23 | 雑記
    500円名画DVDはいかが?
    先週は忙しくて更新できず申し訳ありません、Corinです。今日ようやっと映画を見に行ったのでそのレビューを書こうと思いきや、遅刻で30分オープニング見逃しました…。書けないよぅ!もうしょんぼりで帰り道をとぼとぼ歩いていたら、本屋さんでこんな風景見つけました↓
    e0039500_440032.jpg

    ダダ~ん、その名も「500円名画DVD」。最近本屋に行くたびにレジのとこに置いてある『ローマの休日』とかこの500円シリーズをちょこちょこと見かけていて、「安いなぁ」と思いつつ、同時に「うさんくせぇ」(ホントにごめんなさい…)と思っていました。が、今日通りかかった本屋の特設コーナーを見てびっくり!!『キングコング』『オペラ座の怪人』『ジェーン・エア』『レベッカ』『フランケンシュタイン』(以上全てホラー映画研究にはmust seeです)、そのほかにも『市民ケーン』『第三の男』『群集』『カサブランカ』『自転車泥棒』『オズの魔法使い』『荒野の決闘』『駅馬車』『三十九夜』etc…1920~50年代までの洋画がズラズラズラリ。今度ハリウッドでリメイクされることが決定したイングリッド・バーグマンの『ガス燈』もでるそうですよ。こんなに種類があるとは…。すごくないですか??!!どうやら日本では去年あたりから広まってるそうですね。全然知りませんでした、あはは。

    e0039500_4421639.jpg調べた限り、発売元のひとつはコスミックというところがやっていて、もうひとつはKeepというとこが「水野晴男の世界名作映画」という企画でやってるみたいです。ケースのデザイン、映画本数や画質音質、日英両字幕ありのKeepのほうが評判はいいみたいですよ。

    まずこの「500円名画DVD」のいいところは、レンタル屋でも手に入りにくく、映画ファンしか手を伸ばさないけれど実質的に価値のある映画を幅広く集め、しかも低価格で、どこにでもある本屋を通じて(オンラインショップもできるようです)提供することによって、映画と一般の消費者との距離を縮め、親しみやすくしたことだと思います。こういう「名作」といわれるものは、海外でもそうですが、DVD意外と高いんですよね。例えば英国で『フランケンシュタイン』を買おうとすると、ユニバーサルホラーシリーズとブランドを打たれて、『フランケンシュタインの花嫁』を勝手に抱き合わせられて(笑)19ポンド(約4000円)くらい払わされます。でも、500円ですよ。日本でも高いのを探せばありますが、選択肢があるということ自体がすばらすぃ。

    もうひとつ、明らかに狙っていると思うのは、最近リメイクされたものを売り出しているところです。『キングコング』『オペラ座の怪人』『ガス燈』なんかがそうです。近いうちに『オリバーツイスト』も出るんじゃないかと勝手に考え中。と思って調べなおしたらKeepで出てました…orz 私は個人的に原画と比較してのリメイク作品理解へのアプローチも好きなので、原画が手に入りやすくなったことで様々な人たちにそういった(原画とリメイク作品の比較する)チャンスができるということはとても有意義だと思っています。

    e0039500_4432646.jpgこれは、以前ちょっとした機会があって解説したのですが、『オペラ座の怪人』は原画との比較で様々なことがわかります。原画(この場合は1925年ルパート・ジュリアン監督作)はホラー映画なのに対しリメイク版はロマンスとミュージカル映画。エンディングも原画では怪人が「悪」として群集に追い詰められ殺されるのに対し、リメイク版は怪人が人間として描かれ最後まで生き延びている。この差を知るだけでも単純に面白いし、その差が生まれた理由を考えたり、その差からリメイク版に対する理解を深めたりすることができれば、映画をアカデミックに楽しむ第一歩にもなります。

    まだ微妙にうさんくせぇ(本当に本当に失礼なこと言ってごめんなさい…)と思ってみたりはしてるのですが、まあそれだけこの価格でこのバラエティーでってことが驚きなわけです。音質とか画質とかわからないのですが、試す価値はあるんじゃないかと思います。以上Corinがお伝えしました。
    Corin

    参照:
    コスミックインターナショナル
    キープ株式会社
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    by corin_depper | 2006-02-14 04:45 | 雑記
    『Oliver Twist』と「家族」
    前回はオリバーにとっての「家」はブラウンロー家であると考えた後、「Why are you so sad??」(何故そんなに悲しそうな顔をしてるんだね?)…そう、オリバーは「本物のベッド」がある「家」を手に入れても「悲しい」のです。という所まで書いてまいりました。今回は「家」ではなく、「家族」に焦点を当てて、オリバーが「悲しい」理由を考えていきます。

    前回の投稿に合わせて説明すると、オリバーは「孤独だけが友達」のまま1st candidateであった救貧院でも、2nd candidateであったサワベリー家でも「家族」を見つけられず、ロンドンに出ます。そして…

    [ stage4: 3rd candidate ]
    e0039500_4313014.jpg

    第三の「家族」候補であるフェイギンとその手下たちです。「ゲーム」を見たオリバーはこのシーンで初めて笑顔を見せ、声を出して笑います。ちなみにこのシーン以降、声を出してオリバーが笑うことは二度とありません。ここでオリバーは「外へ出たい」=仲間のようにスリをしたい=この「家族」の一員になりたいという意志をフェイギンに告げ、フェイギン相手にスリ・デモンストレーションを見事にこなして見せます。しかし…

    [ stage 5: 4th candidate ]
    e0039500_4315691.jpg

    スリ・デビューの日、フェイギン一家の一員になる目前にして、仲間のスリを目撃され逃げ遅れたオリバーは第四の「家族」候補ブラウンローに保護されます。綺麗な服を着て居間に下りてきた際に交わす会話から推測するに、保護されていたのはほんの数日(もしくは1日?)。その会話の内容にオリバーの「出ていかなければだめですか?」という発言があり、「ここにいたい」という意志が見えます。オリバーにとって「家族」候補がブラウンロー氏になりますが、その日のうちに…

    [ conclusion: Fagin as Oliver’s family / father ]
    e0039500_432863.jpg

    本屋にお使いに行く途中、無理やり第三の「家族」候補であったフェイギンのもとに連れ戻されます。「Help!!Help!!」と抵抗していることから、オリバーのなかではブラウンロー氏が未だ家族「候補」です。ドジャーたち手下も、オリバーにとってはもはや仲間でも家族でもなくなります。

    まもなく、強盗。オリバー重症。

    怪我をしたオリバーはビルに早々始末されそうになりますが、フェイギンが先延ばしにさせて匿い、治療します。そこでオリバーはフェイギンに再び心を開き、感謝するようになります。そして、オリバーの深い傷口にフェイギンが緑色をした秘薬:「父から息子へと受け継がれる薬」を塗って埋めたとき、オリバーはフェイギンの「息子」になり、フェイギンはオリバーの「父親」に…。このシーンは、物理的な外傷の治療だけではなく、心理的にもオリバーの「家族のいない傷」をフェイギンが「保護という薬」で癒したとも考えられ、二人が「親子」になる儀式的な意味を持っていると考えられます。

    しかし、「オリバーの救出劇」が始まります。重要なのは、この後に起こるナンシーの密告、フェイギンの「家」からの退去、ビルの人質、そして警察・ブラウンロー氏による保護といった一連の出来事は、「オリバーの救出劇」として描かれているものの、実質的にはオリバーの意志が全くといっていいほど絡んでいないということです。つまり、彼は受身なままブラウンロー氏の「家」に辿りついてしまいます。

    そして、そして、しつこいですがもう一度。
    「Why are you so sad??」(何故そんなに悲しそうな顔をしてるんだね?)
    by ブラウンロー氏
    オリバーはもう一度「父親」であるフェイギンに会いたい意志をブラウンロー氏に告げます。面会直前で意思確認をするブラウンロー氏に、オリバーは「僕の望みです。」と答えています。

    フェイギンと再会したオリバーは次のような会話を交わします。
    オリバー:「You’ve been kind to me」(あなたは僕に親切にして下さいました)
    フェイギン:「I’ll be kind again, I’ll be kind again…」(また優しくしてあげるよ、また優しくね…)
    この言葉を聴いたオリバーは泣きながらこう叫びます
    「神様、許してあげて!!」
    しかし、オリバーの望みも虚しく、「父親」であったフェイギンは絞首刑に処され、オリバーはやっと得た「家族」を失います。

    よって、この映画はオリバーにとっての「家」と「家族」が一致しないまま、また「家族」を得られないまま結末を迎えてしまうことになります。

    では、なぜ「ブラウンロー氏=オリバーの父親」ではないのか。その理由は物語上ブラウンロー氏とオリバーの繋がりが発展していないためです。この二人を「親子」にするほどの関係描写がなく、薄い。最初の投稿で述べたとおり、予告編でもブラウンロー氏の存在が完全に無視されていたことからもわかります。エンディング、馬車のなかでオリバーとブランロー氏のツーショットが続きますが、ブラウンロー氏がオリバーの肩を抱き寄せてもオリバーは笑っていない。なんか、正直ドナドナみたく見えてしいました、私には。以上の点では、この映画はハッピーエンディングとはいえないかもしれませんね。

    Corin

    公式:
    http://www.sonypictures.com/movies/olivertwist/site/(英語)
    http://www.olivertwist.jp/(日本語)
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    by corin_depper | 2006-02-05 04:46 | レビューと考察
    『Oliver Twist』と「ベッド」と「家」
    昨日劇場で見てきました、『Oliver Twist』。今回は適当な静止画がないため少々キツいのを承知で、「ベッド」という要素を手がかりに『Oliver Twist』という作品を分析してみたいと思います。前回の投稿でも書きましたが、オリバーにとっての「家」、そして「家族」とは一体何だったのでしょう?今日はまず、「家」に焦点を置きます。

    [ stage1: no home, no family ]
    映画のオープニングシーンは、オリバーが孤児として救貧院に連れて行かれるところから始まります。つまりこの時点で、オリバーは「家」がありません。

    [ stage2: 1st candidate ]
    e0039500_3532294.jpg

    そして救貧院に到着します。救貧院はオリバーの最初の「家」候補ということになります。ここでのベッドは広めの部屋に何列と並べられた、ただの箱のようなものの中の一つ(写真参照)。隣の子供が空腹のせいでオリバーを食べてしまうかもしれないと発言していることから、ここでのベッドは寝床どころか、オリバーの命さえ保障できないものとなります。

    [ stage3: 2nd candidate ]
    e0039500_354641.jpg
    はずれくじを引き、おかわりを求めたオリバーは罰として救貧院を追い出されることになります。そしてたどり着くのが、葬儀屋のサワベリー氏の家。オリバーの「家」第二の候補です。ここでのベッドは、棺のなか…、と命令されたオリバーですが、机の下に寝床をこしらえてます。物理的条件としては救貧院より悪いですね。ただ、安全性は高いです。

    [ stage4: 3rd candidate ]
    e0039500_3544124.jpg
    父親になる可能性の高かったMr サワベリー氏ですが、母親の悪口を言われ暴れたオリバーに鞭を打ち、失格。次の「家」を捜し求めてロンドンへ7日間歩き続け、出会ったのがフェイギンとその手下たち。オリバーにとって、第三の「家」候補です。最初の日オリバーは今のソファーのようなところに寝かされていますが、逃げ出した後、また銃で怪我をした後は、一人部屋でベッドが備え付けられているので、そこで寝泊りしていると考えられます。個室にある一人用のベッドということで、救貧院よりもサワベリー氏宅よりも条件がいいです。

    [ stage 5: 4th candidate ]
    e0039500_3551996.jpg
    さて、いろいろ紆余曲折を経た後、ついに最終候補のブラウンロー氏に出会います。さすがは上流階級。天蓋つきベッドです。もちろん広い個室も与えられています。フェイギンの隠れ家に連れ戻されたあと、オリバーははっきりこう言います。「本物のベッドで寝た」と。英語では「proper bed」と言っていました。つまり、彼にとって他の候補宅のベッドは「偽物」であり、ブラウンロー氏宅の天蓋ベッドこそが「本物」と考えているわけです。

    [ conclusion: Brownlows as Oliver’s home ]
    最終的にオリバーはブラウンロー氏の養子になり、「本物のベッド」のあるブラウンロー宅に住むことになります。よって、オリバーにとっての「家」は第四の候補であったブラウンロー氏宅ということになり、それが叶った『Oliver Twist』という物語はハッピーエンディング…………


    しかし、ブラウンロー氏はこうオリバーに尋ねます。
    「Why are you so sad??」(何故そんなに悲しそうな顔をしてるんだね?)

    そう、オリバーは「本物のベッド」がある「家」を手に入れても「悲しい」のです。あれ、ハッピーエンディング…じゃないのか??というわけで、次回はオリバーの「家族」に焦点を当てて考えます。あれ、これ長期戦…??

    Corin

    公式:
    http://www.sonypictures.com/movies/olivertwist/site/(英語)
    http://www.olivertwist.jp/(日本語)
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    by corin_depper | 2006-02-01 04:04 | レビューと考察
    2005年度日本映画産業統計出る!!
    「出る!!」ってほど大したことではないかもしれませんが(笑)、昨日、年に一度の日本映画産業統計発表が日本映画製作者連盟により行われました。同じく昨日発表されたアカデミー賞候補作リストも気になるところですが、日本でどんな映画が売れたのか、見てみようじゃありませんか。2005年度の興行収入トップ10(洋画・邦画合わせて)は以下のとおりになっております。数字等もっと詳しいデータを見たい方はコチラでお確かめくださいね。

    1. ハウルの動く城
    2. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
    3. スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
    4. 宇宙戦争
    5. チャーリーとチョコレート工場
    6. Mr.インクレディブル
    7. 劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
       /ミュウと波導の勇者ルカリオ

    8. オペラ座の怪人
    8. 交渉人 真下正義
    10. ターミナル

    ※8位は2作品とも興収42億円。

    さてさて、これは1997年以降続いている現象なのですが、また2005年も日本の興収トップ10の60%以上(10本中6本以上)をハリウッド映画が占めました。ランクインした洋画について言えば、2004年度の全米興収で63位にとどまった「オペラ座の怪人」、やはり日本で強かったようです。食い込んだ邦画はというと、米国アカデミー賞長編アニメ部門へのノミネートが決まった「ハウル」、「ポケモン」、そして「真下」。「ジブリ」、「TVアニメ」&「TVドラマ」の映画化といったとこでしょうか。「真下」に関しては、「TVドラマ」が映画化された映画の映画化とも言えますが。

    う~ん、邦画って、「ジブリ」か「TV」しかないわけ??って感じもしますが、トップ10の構成に目立った変化はないものの、実は2005年の邦画公開本数は356本なんです。この増加は注目に値すると思うんですよね、個人的に。ちなみに去年は310本でした。350本台に邦画の公開本数が戻ったのは、実に1976年以来29年ぶり。まあ、500本程度が当然だった1960年前後に比べれば、全然かなわない数字ですがねぇ…。このまま邦画が伸びていくのか、それとも…??今年も映画産業の動向が楽しみであります。

    邦画と同じく洋画の公開本数も伸びてますが、興収の合計は前年よりダウン。まとめると、「2004年よりいっぱい公開したけど、2004年より儲けられなかった2005年」、ということになります。あえて言えば、トップ10のなかにTV絡みじゃない日本の「映画」が入ってくれてたら嬉しかったんですがねぇ。

    Corin

    参照:
    日本映画製作者連盟(映連)
    日本映画産業統計/最新映連発表資料(2005年)
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    by corin_depper | 2006-02-01 01:37 | 雑記