• 映画を少しばかり外から眺めてみるそのカタチ
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    日本アカデミー賞ノミネートで揃う
    いやー、久しぶりの更新になってしまいました。年の瀬ですね。師走というだけあり、バタバタしっ放しで、そのままの勢いで祖国に戻ってまいりました。年末年始を祖国で過ごせることが年々至福の喜びとなっていくのは歳のせいでしょうか。

    ということで、出揃いましたね、第29回日本アカデミー賞ノミネート作品と俳優・女優陣が。受賞は2006年3月3日に発表ということです。

    e0039500_0545874.gif英語版邦画データベース構築を目指す新進気鋭の映画サイトで英語版ノミネート状況がチャート化されて載っていますので、ぜひ。

    個人的感想としては、『Takeshis’』が一切ノミネートされていないことに着目しましたね~。
    Depper

    参照:Hoga Central
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    by corin_depper | 2005-12-29 00:58 | 雑記
    映画学占い設立!
    このブログ、フィルムアカデミアが全面支援・協力で提供する占い、その名も・・・

    映画学占い

    が設立されました(笑)
    お暇な方はぜひどーぞ。

    映画学占いURL: http://u-maker.com/189361.html

    e0039500_11521887.jpg

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    by corin_depper | 2005-12-21 11:53 | 映画学占い
    ディープフォーカスとパンフォーカスと映画『市民ケーン』
    e0039500_1121737.jpg映画学的相互支援サイトの「映画学メモ」のシネレッスン第8回目で映画『市民ケーン』とディープフォーカスについてのエントリーがあったので、それにトラックバックです。

    『市民ケーン』といえば1941年に製作された映画です。戦前ですよね、戦前。そして、British Film Institute(BFI)の批評家が選ぶトップ10映画の第一位、そして映画監督が選ぶトップ10映画の第一位に君臨する映画、それが『市民ケーン』ですね。つまり、見る側からも作る側からも一押しの映画ということになります。それだけこの映画には深いディープインパクトがあるということなのですが、その一つが「ディープフォーカス」という概念・技法が間違いなくあります。余談ですが、↑にあるトップ10映画ですが、批評家が「小津映画」を選び、監督が「黒澤映画」を選んでいる違いは興味深いです。変な言い方をすると、「小津映画」、「黒澤映画」両者にある要素が一つの映画に詰まっているのが『市民ケーン』ということでしょうかね。
    非常にラディカル過ぎな言い方ですが(苦笑)

    さて、本題に戻りますと、『市民ケーン』とはいろいろと個人的にも因縁がありまして、それもあって気合でTB記事を書こうという気になりました。因縁の一つが「ディープフォーカス」といういわゆる映画用語なんです。以前翻訳した映画書の1章まるまる『市民ケーン』についての考察なんですが、そこを中心に原文(英語)の中にいたるところに出てくる単語が「ディープフォーカス(Deep Focus)」なのです。もちろん、日本語で「ディープフォーカス」としましたら、編集の方から「この場合これまでの慣例通りパンフォーカスとするべきではないでしょうか」という問い合わせが来ました。そこからどちらの単語を訳とするか少しもめた因縁があるのです。
    e0039500_11522375.jpg
    結論として、どうしても譲れなかったのでディープフォーカスで通すことを渋々編集者の方に了承してもらいました(苦笑)ただ、譲れなかったのには理由があるのです。日本では慣例としてパンフォーカスと呼ぶことになっていたようですが、なぜそうなったのでしょうか。写真の撮影技法を指す言葉として使われていたようですが(正確なところをご存知の方はぜひ教えてください)、その概念とほぼ同意義ということで誰かが最初に映画のディープフォーカスという用語をパンフォーカスとしたのでしょうか。私個人がパンフォーカスとしたときに混乱したのです。「パン(Pan)もしくはパンショット」という撮影技法用語が少なくとも英語では存在します。つまり、パンという概念は広角に首を左右(まれに上下も含む)に振るというところから来ている単語です。ディープフォーカスは広角に捉えるかどうかは別議論としても、間違いなく左右の幅や動きに焦点を当てた言葉ではありません。ディープは深いと訳されるように、前後の奥行きのことを言っているのです。前後の奥行きに広く焦点をあわせる技法もしくはそれによって撮影された映像を指して使われます。つまり、直訳をしても意味が異なる言葉に対して慣例だからと言ってそれにならうことはどうしてもできなかったのです。

    e0039500_1210568.gifさて、話は移りますが、ディープフォーカスという技法はただ単に視覚的なインパクトを生むだけではありません。ディープフォーカスされていない同じフレーミングをした映像とは全くその映像の持つ「意味」が変わってきてしまいます。例えば、ディープフォーカスされていない映像では私たちの視線は自然と焦点の合っている場所へ視線がいざなわれます。しかし手前から奥まで焦点が合った映像は見る側からすれば視点は一箇所ではなく、映像全体に渡ります。つまり焦点ではなく、そこにフレームされる枠どられた映像の中での物・人物の配置などが大きな意味を伝達して来ます。要するに、作る側は技術によって映像に新たな意味を吹き込みたいという意思、そして見る側はそこから生まれる新たな意味を模索・分析するという行為がはっきりと始まってくるきっかけにもなったと言っても過言ではないでしょうか。そういう意味で『市民ケーン』は作る側にも見る側にも賞賛される映画なのだと思います。

    e0039500_1222344.jpg『市民ケーン』で言えば、撮影技術だけでなくいろんな意味で分岐点となる映画になっています。Film Noir(フィルムノアール・暗黒映画)の発露を見つけることもできますし、主人公の死から始まるという後々のヒッチコックにも通じるようなサスペンスの手法の発露も見え隠れします。戦時中に発達するニュースリール(報道)映画の要素ももちろん発見できます。誇大な言い方かもしれませんが、1941年以降の映画の玄関と言える存在になってる映画だと思います。つまり、映画学を学ぶ上ではずすことのできない映画ということになるのです。少し堅苦しい話になってしまいましたが、作る側も見る側にも多大な躍動感を伝えてくれる映画ですね。
    Depper

    参照:
    『Citizen Kane』(IMDB)
    『市民ケーン』(AllCinema Online)
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    by corin_depper | 2005-12-20 12:15 | レビューと考察
    東京どこ系?占い
    Liberulaさんのハーレム通信で紹介していた東京どこ系?占いをやってみました。結果は以下↓
    e0039500_1315969.jpg

    下北沢だそうです。

    日本に居た時には何年もお世話になった街だったので、それがうれしく、つい記事エントリーしてしまいました。この前訪れたのはずいぶん前ですが、それでも当時お世話になった老夫婦が経営していた近所の自家製サンドイッチ屋さんや古きよき形を残していた中庭に鯉が泳いでいた銭湯が姿を消してしまっていたのがすごく寂しかったです。(映画的にも)すごく躍動感あふれる街なのに、少し外れると下町情緒もかもし出す街で、非常に性に合っていたので、東京に戻ることになるならぜひまた住みたい街です。

    みなさんも一度、どこの町系か試してみたらいかがでしょーか。
    東京に限るのがたまにきずでしょうが。。。(苦笑)
    Depper

    参照:
    東京どこ系?占い
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    by corin_depper | 2005-12-20 12:10 | 雑記
    少し変わった角度から『SAYURI』
    この前↓の記事にCorinが指摘していたように、多かれ少なかれいろいろと議論が絶えない映画となっているハリウッド製Geisha映画『SAYURI』ですね。英題はちなみに、原作通り『Memoirs of Geisha』で、原作のタイトルをそのまま日本市場にも使えなかったあたりにも今回の歪みがよく出ているのではないでしょうか。

    さて、議論を深めるという意味で今回は一つ映画の中の映像・テキスト以外、つまりオフスクリーンにあるものでビジュアル分析をしてみたいと思います。何故なら、日本のオフィシャルサイトと英語版サイトを見比べていたら、すごく鼻についたことがあったからです。それはサイトの表紙にある画像なんですけれど、まずは並べてみますのでご覧ください。一目瞭然なのですが、気がつかれるでしょうか、みなさん。上が日本で下が英語版です。
    e0039500_8595916.jpg

    e0039500_901061.jpg

    ヒントはチャン・ツィー扮する主人公SAYURIの姿というか、顔なんですが、どうでしょう。

    ひっぱりましたが、注目すべきは「目」です。ちなみに、私原作を読んでいないので定かではありませんが、映画の中のSAYURIは目が青いのです。つまり、かなり西洋的な要素ですよね。そして英語版ではまっすぐ見開いたSAYURIの目、これが相当支配的な画となっています。対して、日本版ではSAYURIはうつむいて目を伏せているために、その青い目が一切見えないようになっています。支配的なのはどちらかというと、顔よりも手だと思うのは私だけでしょうか。あと、非常に解説的です。漢字=象形文字ですからくどいほど意味を押し付けてきますし、上半身のショットなので相当情報が散在します。つまり、相当漠然と写るのです。うるさいともいいますが・・・(苦笑)

    だいたい大雑把に以上のことから、この映画を売る側がどういうプロモーションをしているのか、どのような情報操作を試みているのか、なんてことが垣間見れるのではないでしょうか。どう思いますか、みなさん!?あと、面白かったのはトレーラー、つまり宣伝用のコマーシャル映像なんですが、これまたその違いを比べると意外と面白かったです。興味のある方はこの画像と同じような視点にたって比べてみるのも良いのではないでしょうかね。もうしばらくこの映画を見にいく機会がなさそうなので、少しばかり事前研究してみました。
    Depper

    参照:
    Excite エキサイト : 現代シネマ倶楽部 SAYURI
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    by corin_depper | 2005-12-12 19:55 | 雑記
    『SAYURI』とチャン・ツィイー
    e0039500_45831100.jpg12月10日に、ハリウッド映画『SAYURI』の劇場公開が始まりました。この日、私も映画館に行ったのですが(友達との約束だったので『SAYURI』ではない映画を観ましたが…)、客入りは思ったより少なかったように思います。チケットカウンターでハリポタは「もうすぐ満席」のマークが出ているのに、『SAYURI』は「空席」。しかしながら、土日とあって家族連れが多いことを考慮すれば、週末の結果だけでなく、今後平日の動員数にも注目すべきでしょう。

    『SAYURI』で主役の日本人の芸者役を演じているのは、中国人女優のチャン・ツィイーです。彼女のキャスティングについては、日本でも結構賛否両論のようですね。『SAYURI』をすでにご覧になった方のブログでも、彼女が日本の芸者を演じたことについての違和感、もしくは賞賛、いろいろな意見が出ています。「欧米の観客にとってはチャン・ツィイーが中国人か日本人が区別できないから関係ない」「アジア人として、欧米でも知名度が高いチャン・ツィイーをキャスティングするのは妥当」等々ハリウッド側の思惑は明らかです。しかし、実際のところ、全部が全部の「欧米の観客にとってチャン・ツィイーが中国人だろうが日本人だろうが関係ない」わけではない。先日カナダ在住のイギリス人の友人からこんなメールが届きました。

    Have you heard about the controversy (already) over the upcoming film 'Memoirs of a Geisha'? Apparently Zhang Ziyi is getting heavily criticised by Chinese for playing a Japanese woman.

    (訳)もうすぐ公開の『SAYURI』をめぐる論争について聞いたことある?チャン・ツィイーってば中国人から日本人女性を演じたことで相当批判されてるらしいよ。
    この話を友人がどっから仕入れたかはわかりませんが(今度聞いてみます)、欧米人でも「チャン・ツィイーが日本人を演じたこと」についての議論は完全に無視されているわけではないのがわかります。このメールを読んで思い出したこと、これは映画学のクラスメートだった中国人の言葉でした。(会話だったので、そのまま日本語に訳します。)

    チャン・ツィイーって、中国ではバロメーターみたいな存在。彼女を毛嫌いする人はまだ共産主義の思想が強くて、伝統を重んじる人たち。彼女を好きだという人は、西洋とか他国の文化に関心があって、民主主義思想の傾向が強い。つまり、チャン・ツィイーは、中国人にとって、極度にアメリカナイズされ過ぎているように映るから、好き嫌いが激しく出るの。はっきり言って、彼女を嫌いという人のほうがマジョリティね。
    e0039500_522780.jpg今回の『SAYURI』出演で、またチャン・ツィイーは中国でもっと多くのファンを失ったかもしれない。中国だけでなく、反日思想のあるアジアでも、同じことが起きているかもしれないな、と思いました。

    『SAYURI』という映画が、映画として語られることって、すごくすごく、少ないのかもしれない。そして、チャン・ツィイーという女優が、女優として語られることも、すごくすごく、少ないのかもしれない。そんなことを思った『SAYURI』公開3日後でした(未見です…今週観ます、多分)。
    Corin

    公式:
    http://www.movies.co.jp/sayuri/(日本語)
    http://www.sonypictures.com/movies/memoirsofageisha/(英語)
    参照:
    http://www.imdb.com/title/tt0397535/(IMDb)
    Excite エキサイト : 芸能ニュース(この人物のオモテとウラ チャン・ツィイー)
    Excite エキサイト : 芸能ニュース(まもなく公開の米映画「SAYURI」に賛否両論の声)
    上映禁止:中国で「SAYURI」 反日感情悪化を懸念(毎日新聞)
    SAYURI上映禁止か 中国、テーマが敏感?(共同通信)
    ハリウッド映画「SAYURI」、中国での上映禁止(読売新聞)
    『SAYURI』中国大陸での上映禁止、台湾ではヒット(中国情報局)


    フィルム・アカデミア 『SAYURI』プロジェクト
    ↓是非お立ち寄りください。読めば『SAYURI』が見えてくる!!!!?
    『SAYURI』レビューのアーカイブと分類('05/12/10)
    『SAYURI』とチャン・ツィイー('05/12/12)
    少し変わった角度から『SAYURI』('05/12/12)
    やっと『SAYURI』('06/01/04)
    改めてある視点から『SAYURI』('06/01/11)
    オープニングに見る『SAYURI』('06/01/17)

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    by Corin_Depper | 2005-12-12 05:05 | 雑記
    『SAYURI』レビューのアーカイブと分類
    e0039500_8474464.jpgOnce upon a time in Japan.... ということでして、もはや映画『SAYURI/Memoirs of Geisha』のプロジェクト化の様相を呈してきたフィルムアカデミアなんですけども、すこしばかりアンテナを伸ばして、上がっているレビューを日本語・英語問わずに眺めてみたんですが・・・、いや~もはや祭りと化してますね、いわゆる一般の観客のコメントレベルまで追っかけてみると(笑) ある意味この映画は非常に意味のある映画なのではないだろうか、というのが徐々に確信に変わりつつもあります。

    e0039500_848025.jpg個人的にレビューってものは大抵3つ
    ポジティブニュートラルネガティブ
    に分類できると思うので、今回は拾ってきたレビューを少し分類してみようかと思います。いわゆる「日本語」「英語圏」でも分類してみようかと思います。どういった構造が見えてくるのか、徐々に見えてくるであろうそれが楽しみです。

    一つその前に、ニュースを。ある情報筋の話ですが、アメリカでは権威あるレビュー団体である「The National Board of Review」という非営利映画レビュー専門団体があるのですが、そこで「今年の映画10本」の中に『SAYURI/Memoirs of Geisha』を入れることが決定したようです。更に、コン・リーには助演女優賞が贈られることが決まったようです。まだ正式発表には至っていませんが、ネガティブなレビューが多い中、これは後々効いてくると思います。
    e0039500_8481626.jpg

    では、節目がちに行ってみましょう。以下↓が分類になります。いわゆる個人レベルのものは避け、それなりの権威と体裁、メディア力のあるもののみ取り上げます。以下↓の分類チャートに無いもので、何かお勧めレビューがありましたら、ポジティブ・ネガティブ問わず教えて頂けるとありがたいです。これから見つけては足そうとは思っていますが。。(キネマ旬報辺り気になるところですが。) また分類の基準は私の一切の裁量で行いますのであしからず・・・(汗) 議論は歓迎ですが、苦情・中傷等は一切お断りしますので、これまたあしからず。。。
    ポジティブ
    シネマスクランブル(J)
    FACE(J)

    ニュートラル
    Eiga.com(J)
    Variety(E)

    ネガティブ
    New York Times(E)
    Flipside(E)
    Japan Times(E)(未掲載)
    The Village Voice(E)

    Depper



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    by corin_depper | 2005-12-10 08:49 | 雑記
    『Harry Potter』と『Star Wars』
    前投稿で予告したとおり、今回のテーマは映画『Harry Potter』『Star Wars』のです。この2シリーズの類似性については、Corinの習っていた教授が“『Harry Potter』 is another version of "that" Star Wars, isn’t it!!??”とよく生徒に議論を促していたのですが、当時の私はどうもしっくり来ずに、ずっと考えていたんです。そして前回、映画版『Harry Potter and The Goblet of Fire』における「善と悪」という二元論的なテーマの支配を確認したことで、ついにこのQuestionの一つの答えが見つかった気がします。それでは、Here we go!! (あ、一部日本語訳未発売分の原作のネタバレありますので、ご注意ください。)

    題して、“役割分析から見る『Harry Potter』『Star Wars』の類似性”。この分析は、Joseph Campbellによる“Hero’s Journey”という論文を参考にしています。(憶測で申し訳ありませんが、個人的にはJ.K. Rowlingも“Hero’s Journey”を読んだことがあるのではないかと…。“Hero’s Journey”については面白い論文なので、来週あたり改めて説明の投稿をしたいと思います。是非ご覧ください!!)

    まず、第一にすべきことは、『Star Wars』を、『episode4-6』と、『episode1-3』の二つに区切ることです。以下は『Harry Potter』『Star Wars episode 4-6』の役割分析です。

              『Harry Potter』         『Star Wars episode 4-6』

    ヒーロー   Harry Potter(魔法の杖)     Luke Skywalker(ライトセーバー)
                  ↓   “Join you NEVER!!”   ↓
    悪敵       Lord Voldemort          Darth VaderとSith Lord
    このように、両シリーズで両ヒーローが敵のダークサイドを拒絶していることがわかります。以下はヒーローの周囲の人物です。

    女神       Hermione Granger           Princes Leia
         (Harryと同じくMuggleの血を引く)  (双子としてLukeと同じ血を引く)
                  ↑                    ↑
                 LOVE?                LOVE
                  ↓                    ↓
    Shapeshifter   Ron Weasley              Han Solo
    (Harryへの嫉妬心有。シリーズ4では喧嘩する)(Lukeとはライバル関係でもある)
    ヒーローに最も近い位置にいる友人2人の特徴も、2人の関係もほぼ同じ構図です。続けます。

    助言者        Rubius Hagrid           Obi-Wan Kenobi
             (Harryを魔法界へ導く)      (LukeをJediの道へ導く)

    神託・賢人    Albus Dumbledore              Yoda
           (Harry6年生の時点で死亡) (Lukeが修行に戻ってきたところで死亡)
    以上のようにして、賢人はヒーローが目的を果たす(敵を倒す)直前でお亡くなりになっております。以上のように、『Harry Potter』『Star Wars episode 4-6』の主な登場人物のキャラクター構造にはかなりの類似性がみられます。

    さてさて、では『Star Wars episode 1-3』はどうでしょう。まず主役…

              『Harry Potter』         『Star Wars episode 4-6』

    ヒーロー   Harry Potter(魔法の杖)     Anakin Skywalker(ライトセーバー)
                  ↓                   ↓
             “Join you NEVER!!”        “Yes My Master!!”
                  ↓                   ↓
    悪敵        Lord Voldemort            Sith Lord
    はい、終了~、ということで。『Star Wars episode 1-3』だけを見ると、ヒーローと悪の関係が既に正反対なのです。よって、役割分析では、『Harry Potter』『Star Wars episode 1-3』は極めて異質なものといえます。何故Anakinが“Yes My Master!!” と言ってしまったかというと、それは最愛の女神Padméを救いたい気持ちからです。この点、HarryとHermioneが現時点で恋愛関係にないことから、女神の役割自体も両作品で異質なものとなります。よって、『Star Wars episode 1-3』はヒーローの活躍よりも、ロマンスに重点を置いた作品だったことがわかります。

    『Harry Potter』 is another version of "that" Star Wars, isn’t it!!??”の答えは、“Well, 『Harry Potter』 is another version of "that" Star Wars EPISODE 4-6, isn’t it??”ということでした。気が弱い私としては、“Join you NEVER!!”といえるような人間になりたいです、はい…。
    Corin

    参照:Joseph Campbell Foundation
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    by Corin_Depper | 2005-12-09 07:20 | レビューと考察
    日本のジャンル映画研究:アーロン・ジェロー氏の見解
    現在、いわゆる日本人(日本生まれ日本育ち)ではない映画学者・批評家で、日本映画を語る上で最も無視できない人物といえばこの第一線にてその発言権を更に増すアーロン・ジェロー(Aaron Gerow)氏なわけなんですが(ドナルド・リチー氏と主張される方もいるかと思います)、今回、日本映画学術会に対して核心に迫る発言をされ、個人的に100%賛同するので紹介したいと思います。少し堅苦しい話になるかもしれませんが、あしからず(滝汗)

    まず引用です。
    e0039500_8131672.jpg“One issue that concerns me is why Japanese and foreign film critics/researchers so often focus on the "critically acclaimed" pink films, or use auteurist arguments to justify focusing on pink cinema. If one wants to make a large cultural argument about the status of pink cinema in Japan, one would think it necessary not to look at the exceptional films, but rather the average ones without all the cachet. This is still a problem with studies of Japanese film genres like anime, horror or action: the tendency to still use rather old notions of film art and auteurism to look at genre films, thus ignoring the entire problem of popular genre. Then there's the problem that those who avoid that trap tend to fall into another one: studying genre film through a purely reductionist model that reduces every film to some socio-political or psycho-cultural pattern, thus utterly ignoring what's particularly cinematic about them (much written on recent Japanese horror film falls into this trap). How do we weave our way between these two traps? ”


    元々はピンク映画関連の話だったので少しそれがかぶりますが・・・簡単にざっと訳しますと、
    “私が懸念することの一つに、なぜ日本の映画批評家・研究者たちはいつも「批評的に(既に欧米の研究者によって発見され、研究され)賞賛された」ピンク映画のみ、もしくは正当化のために作家論を用いて焦点を当てるのか、というのがある。もし誰か日本のピンク映画の情勢について文化的議論をしたいのであれば、ピンク映画を特別な映画であると見なさず、むしろ雑念無しに一般的な映画としてみる必要があるだろう。これは、ホラー、アニメ、アクションといった日本映画のジャンル研究にも当てはまる問題である。つまり、既成の古ぼけた作家論や映画芸術論を未だに援用し続ける傾向にあり、ゆえに大衆ジャンル映画における諸問題を全て無視してしまう結果に陥っている。更に、これを避けようとした者たちが陥りやすい罠もまた存在する。ジャンル映画を純粋に還元主義(Reductionism)的見地・手法で研究をし、その全てを社会政治的・心理文化的議論形態へと押し込めてしまう。ゆえに、明らかに特別に映画的な研究が手落ちになってしまうのだ(実際、近年の日本ホラー映画に対して書かれた物の多くが陥っている問題である)。「我々(欧米)」の(映画学研究)手法がこの二つの障害をすり抜けるためにはどうしたら良いのだろうか。”(訳:Depper)

    「還元主義」について:
    ある領域における言明や概念を、より基本的とみなされる別の領域の言明や概念に翻訳するプログラムや手順、また過度の単純化。(出典:ランダムハウス英語辞典)

    (参考)膨大なデータからひとつの推察にたどりつくために、偏差を整理しながら近づいていく方法の有効性は還元主義に基づいている。還元主義は自然科学に於ける有効な方法論であったが、還元主義による手法では理解し難い対象も存在するという事が分かり出してから、現在は否定的な論調で扱われる事が多くなった。其の為、複雑系の考え方が発展した。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
    ということです。多少主観的意訳と行間の穴埋めもあるかと思いますが、あしからず。

    これを読んだときに思わず自室の中心で「その通り!!」と叫びたくなったのは言うまでもないのだけれども、、、日本映画学術会が映画研究においてどうしても(旧弊の)作家論や芸術論に依存してしまうという傾向は無いとは決して言わせないし、それがどれだけ映画の学問的発達を阻害してしまっているかを知らないとも言わせたくない。特に、ジェロー氏の最後の一文は、昨今私が感じている焦燥感を見事に言い当てている。つまり、西洋式の映画研究手法で研究を重ねてきた者(氏にとって「我々」となる)にとって、その障害を潜り抜けて培ってきた手法・知識を日本の地で実践するのは非常に難しいと思われるからだ。なぜなら、もう一つの障害を敢えて個人的に付け加えるとすれば、それは映画をどこがいかにどのように映画的なのかという至って映画学的にオーソドックスな見地で研究するという行為は得てして日本においては「くだらない」と見下され、「あり得ない」」と突き放されてしまうからだ。

    何年も日本に住み、日本の大学でも教鞭をとり、批評・研究を重ねて確固たる地位と名声を手に入れたジェロー氏が未だにそう感じているということは、ある種のペシミスティックな驚きとその結果としての虚無感を感じずにはいられなかったと同時に、もしかしたら欧米的映画研究(手法)と日本的なそれとは相容れないものなのではないだろうか、という疑念も沸く。そして、自分は非常に曖昧な場所に立っていることに気がつかされる・・・
    Depper

    参照:アーロン・ジェロー氏プロフィール
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    by corin_depper | 2005-12-06 08:49 | 雑記
    『Harry Potter and the Goblet of Fire』と消えた英国階級社会
    e0039500_78123.jpgHarry Potterシリーズの第4作目の登場です。いろいろ書きたいことはあるんですが、今回の切り口はこれ、イギリスの階級社会です。前3作品や『~the Goblet of Fire』の原作との比較も多少出てきてしまうんで、映画『Harry Potter and the Goblet of Fire』だけの純粋な分析ではなくなっちゃうんですけど、ご了承下さい。


    まず、前置き。Harry Potterシリーズ前3作品(映画)において、魔法界における階級社会は以下のように描かれてきました。

    Upper Class → Malfoys: 召使い(Dobby)を持つ。
    Middle Class → Weasleys: Ronの杖と制服は兄のお下がり。
    Working Class → Dobby: house-elfです。
    Others → Harry, Hermione: マグルの血を引いているため、階級が不透明。

    そして、『Harry Potter and the Goblet of Fire』。原作にはあるのに、映画ではごっそり抜け落ちているもの。それはDobbyと同じhouse-elfのWinkyです。原作においてWinkyは、物語を動かすキーともいえる重要な存在です。というか、house-elf全体(Dobby もHermioneのSPEW活動も含む)が抜け落ちています。映画版『Harry Potter and the Goblet of Fire』は、前3作において魔法界を支配していた階級社会の底辺ともいえるWorking Classを完全にdismissしているのです。

    なぜ、Working Classの登場人物に関するナラティブが削除されたか。それは、魔法界における英国階級社会(を映像化すること)が、意味を無さなくなったからと考えられます。説明すると…

    ①大量のOthersが社会に介入した。
    Quidditch World CupやTriwizard Tournamentによって、イギリスの階級概念を共有しない人物がナラティブに入り込んだ。

    ②階級以外の概念が社会構造を支配した。
    Voldemortの復活によって、「善と悪」の概念が社会のグループ分けの基準となった。(よってUpper ClassのはずのLucius Malfoyは、Voldemortの前に僕として跪かなければならない。)

    HarryやHermioneは、「階級」ベースの魔法界では血のせいでOthersに成らざるを得なかった。しかし、「善悪」ベースの魔法界では、彼らは「善」社会のinsiderに成り得る。そしてHarry。彼は、ただのinsiderではなく、「悪」社会の頂点Voldemortと戦うヒーロー、「善」の頂点ともなる。

    ③そして、映画はその新しい社会構造に特化して作られた。
    (たとえ4作目以降の原作が階級制度を描き出していても)映画のHarry PotterシリーズはBritish cultureを基調とした映画から、押し寄せる「dark side」との闘いを描いた異世界が舞台の映画にシフトしつつあると考えられます。ん??「dark side」??というわけで、次回は『Harry Potter』と『Star Wars』をテーマに簡単に書く予定です。ありがちでごめんなさい…。

    今回の『Harry Potter and the Goblet of Fire』、原作からいろいろな話が大量に省略されています。原作を読んでいれば、映画版が不満な人も多かったはず。でも、せっかくだから省略部分を糸口にちょっと映画自体について考えてみると面白いかも。映画を少しばかり外から眺めてみるそのカタチ、です。
    e0039500_762546.jpg

    Corin

    公式:
    http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html(日本語)
    http://harrypotter.warnerbros.com/(英語)
    参照:
    http://www.imdb.com/title/tt0330373/(IMDb)
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    by Corin_Depper | 2005-12-05 07:15 | レビューと考察