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『上海の伯爵夫人』が日本に来ますよ。
2006年 10月 22日
今日はひとつ来週末に公開される映画の紹介をしていきたいと思います。その名も『上海の伯爵夫人』(原題:The White Countess)。この映画に興味を持ったのには2つの理由がありまして、一つ目は私Corinが得意とするMerchant Ivory Productionの最新作であるということ。もう一つは真田広之が出ていること。あと、あえて言えばKazuo Ishiguroが脚本を書き下ろしたというのも気になる要因の一つです。
Merchant Ivory Productionといえば英国を舞台にした映画を想像する方も多いと思いますが、『上海の伯爵夫人』は1936年の中国、上海が舞台。世界大戦によって、それまでの価値基準や秩序が崩れ去っていく時代です。登場人物は、地位を失った盲目の元アメリカ人外交官ジャクソン(レイフ・ファインズ)、ロシア人伯爵夫人ソフィア(ナターシャ・リチャードソン)、そして“中国政府に恐れられる男”である日本人青年マツダ(真田広之)。ううううん、待てよ!!??設定にイギリスもイギリス人も出てこないぞ!?というわけで、非常に気になったのでございますよ。 しかし、この映画、アメリカでのリリースは昨年の2005年12月なんですね。イギリスでは2006年3月末、そして日本が10月28日・・・・・・てか、日本に来るの遅くね!?ってなわけで、ちょっとマツダの役柄がどんなもんか心配になったりもします(苦笑)。欧米ではアート・ハウスにマーケットを絞ったようで、日本でも単館を中心とした少数での劇場公開となるようです。Box Office Mojoによると、アメリカで総収入は$1,669,971、英国で$524,341(面倒くさいので各自日本円に換算して下さい…)。日本のマーケットを比較的得意とするMerchant Ivory作品ですが、今回は一体どうなるのでしょう。だって上海、アメリカ、ロシア、それにちょこっと日本ですよ??正直、非常に気になるところです。観たいという方は、是非下記のサイトを訪れて調べてみて下さいね。 Corin 公式:http://www.wisepolicy.com/thewhitecountess/ 参照:http://www.imdb.com/title/tt0384686/ (IMDb)
by corin_depper
| 2006-10-22 23:30
| 雑記
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