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『Pride and Prejudice』 のエンディング・シーンについて
2006年 01月 20日
さてさて、先の投稿で幾つかElizabethの父親(Mr Bennet)についてのコメントを頂きました。実はもともと父親については投稿でちょっと言及する予定だったんですが、長くなりすぎるため削除したので、今回改めてフルバージョンで投稿します。
突然ですが、この映画の最後は、Mr DarcyでもElizabethでもなく、Mr Bennetの泣き笑いで終わります。ご覧になった方、覚えていらっしゃいますか?一体、これは何を意味しているのでしょうか? 思い出してみましょう。父親はMr CollinsのプロポーズからElizabethを守ったことからもわかるように、妻であるMrs Bennetとは対極して、「財産のための愛のない結婚」に反対の立場を示しています。つまり、Bennet家のなかで、ElizabethとMr Bennetは「中流階級と上流階級の結婚=財産目当て=愛がない」という偏見を共有する親子関係を築いています。 そして、まず先にElizabethの「中流階級と上流階級の結婚=財産目当て=愛がない」という偏見が、姉Janeの結婚によって崩れ去ります。この時点で、Elizabethは父親との思想を共有する関係から抜け出します。父親を離れ、「階級も財産も関係ない愛のある結婚」をオファーしたMr Darcyと夫婦としての関係が始まるわけです。 そこで次に思い出したいのが、Mr Bennetの泣き笑い+台詞ショットの手前、ElizabethとMr Bennetの会話シーン。簡潔に内容を追ってみると… 父「俺ってばてっきりおまえ(Elizabeth)はあの男(Mr Darcy)のことを嫌いだと思ってたぞ。」父親は結婚する娘に「財産のため」ではないこと、「愛がある」ことを確認しています。これは父親がまだ「中流階級と上流階級の結婚=財産目当て=愛がない」(+娘の不幸せ)という偏見を抱いているためです。しかしElizabethの言葉を受け、父親の偏見も崩壊せざるを得なくなります。つまり、ElizabethがJaneの結婚によって偏見を失ったように、父親はElizabethの結婚によって偏見を失ったことになります。それは同時に、娘Elizabethとの今までの親子関係が崩壊したことの理解でもあるわけです。 そして泣き、笑いながら、 「If any young man've come for Mary or Kitty, for heaven's sake, send them in. I'm quite at my leisure, ahaha, hahaha…」(メリーとキティの相手になる男がいるなら連れてきなさい。えらく退屈してるんだよ、あはは、ははは…)←またすげぇ意訳でごめんなさい。と発言します。 この台詞からわかるように、Elizabethと「財産目当ての愛がない結婚」(+娘の不幸せ)を避けてきた父親が、まだ結婚の決まっていない二人の娘MaryとKittyの「階級も財産も関係ない愛のある結婚」(+娘の幸せ)を求める父親に変身しています。台詞のなかの「ANY」が示すとおり、労働階級はもちろん、今まで不幸せになってしまうと思っていた上流階級の相手でも関係ありません、偏見はもうないわけですから。また、この台詞は妻であるMrs Bennetに向かって投げられていると考えられるので、妻同様、娘の結婚に前向きな夫にもなったことがわかります。 と、こんな長々書いたわけですが、以下に集約できます。 Corin 公式: http://www.prideandprejudicemovie.net/splash.html(英語) http://www.pride-h.jp/(日本語) 参照: http://www.workingtitlefilms.com/film.php?filmID=38(Working Title Production) http://www.imdb.com/title/tt0414387/(IMDb)
by corin_depper
| 2006-01-20 05:50
| レビューと考察
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