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『Harry Potter and the Goblet of Fire』と消えた英国階級社会
2005年 12月 05日
Harry Potterシリーズの第4作目の登場です。いろいろ書きたいことはあるんですが、今回の切り口はこれ、イギリスの階級社会です。前3作品や『~the Goblet of Fire』の原作との比較も多少出てきてしまうんで、映画『Harry Potter and the Goblet of Fire』だけの純粋な分析ではなくなっちゃうんですけど、ご了承下さい。
まず、前置き。Harry Potterシリーズ前3作品(映画)において、魔法界における階級社会は以下のように描かれてきました。 Upper Class → Malfoys: 召使い(Dobby)を持つ。 Middle Class → Weasleys: Ronの杖と制服は兄のお下がり。 Working Class → Dobby: house-elfです。 Others → Harry, Hermione: マグルの血を引いているため、階級が不透明。 そして、『Harry Potter and the Goblet of Fire』。原作にはあるのに、映画ではごっそり抜け落ちているもの。それはDobbyと同じhouse-elfのWinkyです。原作においてWinkyは、物語を動かすキーともいえる重要な存在です。というか、house-elf全体(Dobby もHermioneのSPEW活動も含む)が抜け落ちています。映画版『Harry Potter and the Goblet of Fire』は、前3作において魔法界を支配していた階級社会の底辺ともいえるWorking Classを完全にdismissしているのです。 なぜ、Working Classの登場人物に関するナラティブが削除されたか。それは、魔法界における英国階級社会(を映像化すること)が、意味を無さなくなったからと考えられます。説明すると… ①大量のOthersが社会に介入した。 Quidditch World CupやTriwizard Tournamentによって、イギリスの階級概念を共有しない人物がナラティブに入り込んだ。 ②階級以外の概念が社会構造を支配した。 Voldemortの復活によって、「善と悪」の概念が社会のグループ分けの基準となった。(よってUpper ClassのはずのLucius Malfoyは、Voldemortの前に僕として跪かなければならない。) HarryやHermioneは、「階級」ベースの魔法界では血のせいでOthersに成らざるを得なかった。しかし、「善悪」ベースの魔法界では、彼らは「善」社会のinsiderに成り得る。そしてHarry。彼は、ただのinsiderではなく、「悪」社会の頂点Voldemortと戦うヒーロー、「善」の頂点ともなる。 ③そして、映画はその新しい社会構造に特化して作られた。 (たとえ4作目以降の原作が階級制度を描き出していても)映画のHarry PotterシリーズはBritish cultureを基調とした映画から、押し寄せる「dark side」との闘いを描いた異世界が舞台の映画にシフトしつつあると考えられます。ん??「dark side」??というわけで、次回は『Harry Potter』と『Star Wars』をテーマに簡単に書く予定です。ありがちでごめんなさい…。 今回の『Harry Potter and the Goblet of Fire』、原作からいろいろな話が大量に省略されています。原作を読んでいれば、映画版が不満な人も多かったはず。でも、せっかくだから省略部分を糸口にちょっと映画自体について考えてみると面白いかも。映画を少しばかり外から眺めてみるそのカタチ、です。 Corin 公式: http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html(日本語) http://harrypotter.warnerbros.com/(英語) 参照: http://www.imdb.com/title/tt0330373/(IMDb) Excite エキサイト : 芸能ニュース
by Corin_Depper
| 2005-12-05 07:15
| レビューと考察
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