• 映画を少しばかり外から眺めてみるそのカタチ
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    編集、ローラ・マルヴィ女史、そして映画学
    たまにはレビューやニュースから離れて少し実体験を含めてブログタイトルにあるようにアカデミックな小話をしてみようかと思います。珍しく日記風です。キーワードは
    「編集」「ローラ・マルヴィ女史」「映画学」
    です。

    e0039500_65681.jpgただいま共同戦線異状なしということで、相互支援ブログ、タカさんの映画学メモで編集とソビエトで発達したその古典的理論についての記事が書かれていますが、編集という要素は映画というメディアにとって切っても切り離せない、言ってしまえば編集という作業は映像・音声に命を吹き込んで映画にする、と言ってもあながち過言ではないと思います。つまり、映画にとって編集は非常に大きな意味を持ち、与え、映画足りえる重要な構成要素の一つです。最近では、巷では「映像作家」なんて言葉が映画監督に対して無節操に使われていますが、監督、脚本はもちろんのこと、編集に携わり、その支配なくば「作家」とみなす、もしくはその映画に一貫した「作家性」を見出すことは非常にナンセンスなものになってしまうのです。

    e0039500_7115882.jpg先日、私イギリスを離れ日本へ1週間ほど一時帰国をしてきました。主要な帰国目的の一つで某大学(近年映画学コースを飛躍的に拡充している大学です)で行われた「映画とジェンダー」という名の下に行われた学術発表並びにシンポジウムへ参加することでした。なぜわざわざ日本まで参加しに行ったかと申しますと、理由は主に3つでございまして、一つは自分が映画研究者としてジェンダーという視点は非常に大事な懐刀であるということ、二つ目はそのシンポの発表者たちの面々がここイギリスでも中々お目にかかれないメンバーだったこと、何より映画ジェンダー分析の母ローラ・マルヴィ女史(写真右)が発表をされるということがなによりのキーポイントでした。そして最後の目的は、日本の映画学術会とのコネクション作りでした。結果として大きな満足と悲しい驚きがあったということでしょうか。

    それはシンポ後の懇親会での出来事でした。以前一度自分の所属大学へマルヴィ女史が講演に来ていたことや、以前彼女がうちの大学で教鞭をとっていたことなど等、私と共通点があることや用意されていたワインも手伝って話が弾みました。(講演の時は直接会話をしなかったので社交辞令かもしれませんが、)彼女は言いました。

    Yes, I remember you.
    そして、私の研究分野が現代映画で北野映画も研究対象にしていることやちょうど『Takeshis'』を追っていたことなどから、北野武監督についての話になりました。彼女は言いました。

    He is a very cinematic director, isn't he?

    もちろん私の返答は「Yes, definitely」です。つまり、とっても映画的な監督=映画(という媒体)を良く知っている監督ということです。そういう場合、Filmmaker(フィルムメーカー)という単語を使ったりもしますね。さて、今回の新作が非常に編集に比重が置かれていたことなどをまだ未見のマルヴィ女史に伝えると、(もともと欧米では北野映画の編集は突出したスタイルとされていますが)マルヴィ女史は『Hana-Bi』『ソナチネ』を見ただけだそうですが、北野映画にとって編集は北野映画を構成する上で突出した要素であることを見抜いていました。(ちなみに彼女は映画監督でもあり、映画技術とそれが創り出す意味について深く研究されています) 

    たった一言とキーワード一つで瞬く間に多くを共有できる、これは一にも二にも「映画学」という分野の中で興味や研究手法は違えど、いわゆる同じ釜の飯を食べてるようなものとでも言いましょうか、「映画学」は国境を越えた学問分野だなぁ~なんて少し感慨を覚えていた矢先に、会場運営をした某大学の映画学教授Y氏(著名な方です)が話しに割って入ってきました。彼と言葉を交わすことも一つの楽しみにしていたことなので、Very Welcomeだったのですが、彼との会話、これが非常に悲しい驚きとなってしまったのでしが。彼は突然言いました。

    北野武って監督は、映画を小馬鹿にしてて好きじゃないなぁ。なにより、彼は監督というよりはひたすらプラモデルをいじり回すようなただの編集屋だね。
    ・・・。

    その後も彼はしゃべり続けました。編集の話をしていたのですが、結論として、彼がそこで主張したかったことは以下。

    ①日本で北野映画などの現代映画を純粋なアカデミックな学術研究主体とすることが問題外
    ②イギリスで日本人が日本人監督の映画を研究対象としていることが理解不能

    e0039500_8214934.jpgマルヴィ女史もお口あんぐり・・・、そしてこの二つの主張が相矛盾していることは言うまでもないんですが、日本の映画学のこれからをまだまだ引っ張っていかなければいけない立場のお方の発言としては寂しい発言というか・・・、日本の映画学の底が浅いのか、欧米のそれとは異質なのか、これでは当分日本映画は日本人ではなく海外の学者さんたちの手よってこれまでのように研究され、世界に発信されていくのだなぁと少し暗い気持ちにすらなりました。そして、マルヴィ女史には非常に興味深く評価された後だけに、こういう世界に自分はいずれ帰ってこようと思ってるのかと思ったら少し吐き気すら・・・(苦笑)ある種持ち帰って話すにはよい土産話になってしまいました。

    「映画学」が国境を越えた学問分野なのではなくて、自分が国境を越えただけなのかな、なんてことを考えながら一路滞在先ホテルまで帰りました。これからまだまだ未発達の日本の映画学はどこへいってしまうのでしょうか、どうなってしまうのでしょうか、10年後、20年後に退廃していないといいのですがね。がんばれ「映画学」、そしてがんばれ「自分」!
    Depper

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    by corin_depper | 2005-11-21 08:36 | 雑記